股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

線は、僕を描く

2023年04月03日 19時34分39秒 | 映画評論サ行

製作年:2022年
製作国:日本
日本公開:2022年10月21日
監督:小泉徳宏
出演:横浜流星,清原果耶,細田佳央太,河合優実,富田靖子,江口洋介,三浦友和

映画『線は、僕を描く』公式サイト

2023年3月22日(水)Blu-ray&DVD発売決定!横浜流星主演!全国の書店員大絶賛の青春芸術小説『線は、僕を描く』待望の実写映画化!青春映画の金字塔、再び。

 


大学生の青山霜介(横浜流星)は、絵画展設営のアルバイト中に水墨画と出会い、白と黒のみで表現される世界に魅了される。水墨画家として知られる篠田湖山に声をかけられたことをきっかけに、霜介は水墨画を学び始める。真っ白な紙に筆と墨だけを使って描かれる芸術を知るにつれ、彼は次第に深遠な水墨画の世界に引き込まれていく。
『カノジョは嘘を愛しすぎてる』や『ちはやふる』シリーズなどの小泉徳宏が監督などを務め、砥上裕將の小説を実写映画化。水墨画と出会った青年が、水墨画を学ぶうちにその世界にのめり込む。『ノイズ』などの片岡翔が小泉監督と共に脚本、水墨画監修を水墨画家の小林東雲が担当する。『愛唄 -約束のナクヒト-』などの横浜流星が主人公を演じている。

水墨画と出会った青年の葛藤と成長を描いた作品。水墨画について全くの無知な僕ですが、劇中で見れる墨の黒一色で描かれる迫力ある画とその表現力の高さに驚かされました。本番一発勝負の白い紙に筆を当てる職人技は見事。その水墨画の世界観を存分に楽しめるのかと期待していたのですが、水墨画よりも人間ドラマに重きを置いていたのが個人的には期待外れでした。霜介も千瑛も過去にトラウマであったり悩みを抱えて生きてきたのは分かるが、その過去の出来事であったり、そこからの立ち直りかた、賞レースに挑む作品作りなど、後半になるにつれて早送りのように展開が進んでいってしまったのが惜しいところ。感情移入できないまま終わってしまった印象です。展開としては王道。
水墨画のように自分の線を丁寧に描いていく霜介と千瑛の姿をゆっくり見たかったところ。でも水墨画も人生も、自分だけの線を描けるようになったら素敵だよね。水墨画って今まで全然触れてこなかったけど、この映画を観ると生でパフォーマンスを見てみたい!!

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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