製作年:2022年
製作国:日本
日本公開:2022年9月1日
監督:沖田修一
出演:のん,柳楽優弥,夏帆,磯村勇斗,岡山天音,三宅弘城,井川遥
毎日魚を見つめ、その絵を描き、食べ続けても飽きないほど魚が大好きな小学生の“ミー坊”。わが子が少々変わっていることを父親が心配する一方で、母親は彼を温かく見守り応援している。高校生になっても相変わらず魚に夢中なミー坊は、町の不良とも仲が良く、いつの間にか周囲の人々の中心にいるのだった。やがて、一人暮らしを始めたミー坊(のん)はさまざまな出会いを経験し、自分だけが進むことのできるただ一つの道を突き進んでいく。
魚類学者でタレントのさかなクンが、幼いころから魚に夢中だった自身の半生をつづった著書を映画化。魚が大好きな少年がさまざまな出会いを経ながら、好きなことを究めようとまい進していく。『子供はわかってあげない』などの沖田修一が監督・脚本を務め、同監督作『横道世之介』で組んだ前田司郎が共同で脚本を担当。子供のように真っすぐに大好きな魚を追い続ける主人公を、『私をくいとめて』などののんが演じる。
さかなクンの自伝を映画化した本作。やっぱり“のん”の演技は好きだ。事務所とゴタゴタがあって改名したり干されてた時期もあったみたいだけど、またスクリーンで彼女の演技をたくさん観たい。
子供にも安心して見せられる、ほのぼのした展開。そんな中にも、好きなことをとことん追求する大切さであったり、周りの人たちに感謝したり、出会いを大切にすることを教えてくれる素敵な作品でした。男らしく女らしくではなく、自分らしく自分らしさを捨てずに毎日を明るく楽しく過ごすミー坊の姿が観ていてこちらまで元気になりました。
映画のように周囲の人々みんなが良い人でミー坊の味方になってくれるのは現実社会にはありえないかもしれない。けれどミー坊のように1つのことを追求する人に対しては皆が応援してくれるかもしれない。
さかなクンが本人役で登場しますが、若干の変質者のような立ち位置…。道端で出会った男の家に、自分の子供を1人で遊びに行かせるのはさすがに危ないよ(笑)あと、タコの叩き殺しは笑えました(笑)
この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)