股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

マダム・フローレンス! 夢見るふたり

2017年06月20日 14時25分04秒 | 映画評論マ行
製作年:2016年
制作国:イギリス
日本公開:2016年12月1日
監督:スティーヴン・フリアーズ
出演:メリル・ストリープ,ヒュー・グラント,サイモン・ヘルバーグ
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ニューヨーク社交界のトップとして華やかな毎日を送る一方、ソプラノ歌手を目指して活動しているフローレンス・フォスター・ジェンキンス。しかし、その歌唱力は音痴というしかないレベルであった。夫シンクレアは、マスコミを買収したり、理解者だけを集めた小規模なリサイタルを開いたりと、病を抱えながらも夢を追う彼女を支えていた。そんな中、フローレンスがカーネギーホールで歌いたいと言い始め…。
ニューヨーク社交界の顔にしてソプラノ歌手でもあった実在の女性、フローレンス・フォスター・ジェンキンスをモデルにしたドラマ。絶望的な音痴であるにもかかわらずソプラノ歌手になる夢を追う彼女と、それをかなえようと奮闘する夫の姿を描く。監督は、『クィーン』などのスティーヴン・フリアーズ。アカデミー賞の常連メリル・ストリープと、『アバウト・ア・ボーイ』などのヒュー・グラントが妻と夫を快演する。インパクトのある歌唱シーンや、夢を持つことの尊さを訴えた物語に魅せられる。

ソプラノ歌手を目指すも、絶望的な音痴だった実在した女性フローレンス・フォスター・ジェンキンスをモデルにした物語。お気楽な音痴なマダムかと思ったら、悩みも抱えている。夫や周囲の人に支えられながら歳を取っても夢を追う姿はとても素敵に思いました。真面目で頑固な部分もあるけどどこか憎めないフローレンスを演じられるのはメリル・ストリープしかいないと思います!見事な音痴っぷりを演技で表現できるメリル・ストリープってやっぱり凄い女優なんだなと改めて実感しました。夫を演じたヒュー・グラントの演技も良かった。妻を愛していながらも、ある事情で妻を抱くことが出来ないために若い子に手を出す夫なんだけど、嫌味が無い感じがヒュー・グラントの良いところ。上手い下手で評価する世界も良いとは思うけど、大切なことはその場にいる演者と観客が楽しめることなのかな。夢を追うことの大切さと、夫婦の愛の物語でした。まぁお金持ちだから出来ることなんだけどさ(笑)ラストのカーネギーホールのシーンは感動しました。淡々と進む話ですが、楽しめました♪

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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