股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ワールド・ウォー Z

2013年08月14日 23時50分13秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2013年
製作国:アメリカ
2013年8月10日公開
監督:マーク・フォースター
出演:ブラッド・ピット,ミレイユ・イーノス,ジェームズ・バッジ・デール
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元国連捜査官のジェリーと家族の乗った車が、渋滞にはまっていた。すると、前方で爆発音が聞こえ、トレーラーが無数の車をはじき飛ばしてクラッシュし、パニック状態の群衆が通りになだれ込んでくる。そのただならぬ状態から家族を守ろうと、妻子を連れて逃げるジェリー。やがて、彼は人間を凶暴化させる未知のウイルスが猛スピードかつ世界的規模で感染拡大しているのを知る。そんな中、元国連職員の技能と知識を買われたジェリーは、各国を回ってウイルスの感染原因を突き止めるよう依頼される。
ベストセラーを記録した、マックス・ブルックスの小説を実写化したパニック大作。人間を凶暴化させる未知のウイルスの感染原因を解き明かそうと、感染者と非感染者の死闘が繰り広げられる世界各地を駆ける元国連捜査官の姿を、息詰まるタッチで活写する。ハリウッドスターのブラッド・ピットが主人公にふんし、製作も兼任。監督は『007/慰めの報酬』などのマーク・フォースター。無数の感染者が群がって生じた巨大人柱が防壁を越えようとするなど、圧倒的映像の数々に息をのむ。

“Z”ってゾンビって意味だったのか。ゾンビ映画といえば「バイオハザード」「28日後…」「ドーン・オブ・ザ・デッド
」などなど、これまで数多くの作品が作られてきました。どうか「アイ・アム・レジェンド」のような、くだらないオチになりませんようにと願っていました。

で感想。もうお決まりのマンネリなストーリーで、全く新鮮さがありませんでした。本作を説明するのであれば「ウイルス蔓延→ゾンビ大量発生→ワクチン完成」で終わり。そしてゾンビ映画によくあるグロさも控えめ。こんな薄っぺらいゾンビ映画なんて、今まで腐るほど観てきた。これなら、まだ「バイオハザード」の方が楽しめます。CGは確かに凄いけど、これも観ているうちに飽きてきます。ゾンビも結構強いのだが、それ以上にブラッド・ピットの不死身さが恐ろしい(笑)どこに行っても1人だけ助かっているような印象。まぁ主役を殺すわけないはいかないから仕方ないが、でも不自然でした…。
ラストも薄っぺらい。家族愛や夫婦愛を描いているわりには、それが伝わってきませんでした。

この作品の評価・・・・61点
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きいろいゾウ

2013年08月13日 12時17分49秒 | 映画評論カ行
製作年:2012年
製作国:日本
2013年2月2日公開
監督:廣木隆一
出演:宮崎あおい,向井理,濱田龍臣,浅見姫香,本田望結,柄本明,松原智恵子
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周囲の生き物たちの声が聞こえる能力を持つ天真爛漫な妻の“ツマ”こと妻利愛子と、背中に入れ墨のある売れない小説家・“ムコ”こと無辜歩は、出会ってからたちまち結婚。二人とも互いに言えない秘密を抱えていたが、至って平穏な日常を送っていた。そんなある日、ムコに差出人不明の手紙が届いたことから、二人の関係にさざ波が立ち始め…。
作家・西加奈子の人気小説を、『軽蔑』などの廣木隆一監督が映画化したラブストーリー。出会って間もなく結婚した夫婦が、1通の手紙をきっかけに擦れ違いながらも過去と向き合い、絆を深めていく姿を描く。共に原作のファンだという向井理と宮崎あおいが初共演を果たす。彼らを取り巻く人々には柄本明、松原智恵子、リリー・フランキーら多彩な顔ぶれがそろうほか、人気子役の濱田龍臣、本田望結らが出演。

この映画…何が言いたかったのだろうか…。夫婦愛?それにしては内容が何も無いのです。人気のある、宮崎あおいと向井理を主演に迎えても2時間は耐えられない。後半になるにつれて面白くなるだろうと思ってましたが、最後の最後までつまらなかった(笑)動物や草木が喋るのが意味不明。原作を読んでいれば少しは免疫が出来てたと思うけど、それでも退屈な映画でした。ツマの精神的な不安定さも何だったのか分からなったし、ムコの刺青を入れた理由も大したことなかったし…。
まぁ結局は夫婦って似たもの同士がくっつくって事でしょうか。最後はツマとムコが幸せそうだったので良かったのかな

この作品の評価・・・・53点
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ムーンライズ・キングダム

2013年08月11日 01時20分43秒 | 映画評論マ行
製作年:2012年
製作国:アメリカ
2013年2月8日公開
監督:ウェス・アンダーソン
出演:ブルース・ウィリス,エドワード・ノートン,ビル・マーレイ
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1960年代ニューイングランド島。自分が養子だということを寂しいと感じながらボーイスカウト活動をしていたサムは、常に本を読んでいる少女スージーに恋をする。キャンプでの生活になじめない二人は文通を始め、キャンプから勝手に抜け出し森で自由気ままに過ごしていた。一方、村では保安官やスージーの両親らが、二人を捜していたのだが…。
『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』などで異彩を放つウェス・アンダーソン監督による異色コメディー。1960年代のとある島を舞台に、ボーイスカウトに所属する一組の少年少女の逃避行と彼らを追う大人たちの姿を描く。遊び心あふれる独特の映像センスがさえる物語は、第65回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選定され、高い評価を得た。キャストにはブルース・ウィリス、ビル・マーレイ、エドワード・ノートン、ティルダ・スウィントンら豪華な顔ぶれがそろう。

小物や色合いまで細部にまでこだわっているなという印象でした。子供たちから大人まで、出てくる人たちは皆個性的。協調性があるように見えて、どこか自己中心的な人たちがたくさん出てきます。甘酸っぱさもあり、ドロドロもありの不思議な作品。けれど淡々と話が進んでいるのも確か。ほのぼのした雰囲気の映画ってどうも好きになれないんだなぁ。ただ、子供ながらも相手に「好き」っていう気持ちをストレートに伝えようとする姿はとても良かったです。何歳になっても純粋な気持ちを忘れちゃいけないなと思いました。

前半は淡々としていて、後半になると隊長や保安官の優しさが垣間見えてきて盛り上がってくるのですが、個人的にはツボに入りませんでした…。これは好き嫌いがわかれる作品かな

この作品の評価・・・・67点
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ダイナソー・プロジェクト

2013年08月10日 01時17分36秒 | 映画評論タ行
製作年:2012年
製作国:イギリス
2013年3月16日公開
監督:シド・ベネット
出演:ナターシャ・ローリング,マット・ケイン,リチャード・ディレイン,ピーター・ブルック
official site

探検家として名をはせるジョナサン・マーチャント率いる調査隊と撮影クルーは、伝説の未確認生物ムケーレ・ムベンベを探しにアフリカへ旅立つ。しかし、一行を乗せたヘリコプターはコンゴの秘境で消息を絶ち、しかもジョナサンの息子ルークが無断でヘリに乗り込んでいた。やがて彼らは、ジャングルの奥地で思いも寄らぬ光景を目にし…。
アフリカ・コンゴの秘境で突然消息を絶った冒険家一行が、6,500万年前に絶滅したはずの恐竜に遭遇するサバイバル・アドベンチャー。伝説の未確認生物を探し求めてアフリカへやってきた調査隊一行がたどった運命と探検の旅の全貌を、彼らの失踪後に見つかった記録映像を通して描く。作中に登場するさまざまなクリーチャー造形をイギリスのアカデミー賞の受賞経験を持つCGチームが手掛け、ハリウッド製恐竜映画とはひと味違う世界を作り出した。

恐竜映画の代名詞と言えば「ジュラシック・パーク」。1993年であれだけ迫力の映像が撮れるのだから、さぞかし本作「ダイナソー・プロジェクト」は映像が凄いのだろう、と思ってましたが…資金が無かったのか、安っぽさを最初から最後まで感じる作品でした。たくさん恐竜が出てくるのかと思いきや、全然出てきません(笑)ティラノサウルスくらい出してよ!!前半はまぁまぁ良かったのだけど、後半になるにつれて一気につまらなくなりました。仲間の一人が裏切るっていうお決まりの展開。裏切り者に追いかけられるって恐竜関係ねぇじゃねぇか!!カメラマンのおっさんは気が狂って1人で恐竜に突っ込んでいくし…。てかカメラマンのおっさん、デカいクジラみたいな恐竜に食われたように見えたんだけど??
2013年に、これほど安っぽい映画を作るなんて。「ジュラシック・パーク」が如何に完成度が高い作品なのかを再認識しました。

この作品の評価・・・・55点
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シグナル~月曜日のルカ~

2013年08月07日 15時09分56秒 | 映画評論サ行
製作年:2012年
製作国:日本
2012年6月9日公開
監督:谷口正晃
出演:三根梓,西島隆弘,白石隼也,おかやまはじめ,宮田早苗,高良健吾,井上順,宇津井健
official site

大学の夏休みの間だけ故郷の古い映画館でアルバイトをすることにした宮瀬恵介。映画館では若く美しい杉本ルカが映写技師として働いており、「月曜のルカは憂鬱なのでそっとしておく」などの3つのルールを恵介は支配人から言い渡される。人を寄せ付けないルカが次第に恵介に心を開き始めたころ、謎の男ウルシダレイジが現われ…。
田舎の古い映画館から3年間も一歩も出ずに過ごす若くミステリアスな映写技師が、とある男子大学生との出会いをきっかけに、ひと夏の恋を経験し、過去を乗り越える姿を描くミステリー。映画初出演で主演の新人女優、三根梓がヒロインに抜てきされ、彼女と出会う大学生を『愛のむきだし』の西島隆弘が、彼女を執拗に追う男を『軽蔑』などの高良健吾が演じる。メガホンを取るのは、『時をかける少女』の谷口正晃。ヒロインの切ない過去や、周りの人たちのさりげない優しさが心に響く。

ルカが抱えてる秘密とは…青春モノのようなミステリーのような作品。ミステリアスなルカの存在がとても良かったのだけど、何かしっくりこない作品でした。高良健吾演じるウルシダレイジがよく分からない。何者なのかもハッキリ描かれていないし、あれだけ執拗にストーカーしsてたのに最後は意外とあっさり諦めたし…。ルカが外に出られなくなったのも、そんな理由!?
ラストの終わり方は好きでしたが、もう少し刺激のある展開が欲しかったです。せっかくルカやレイジといった個性的なキャラがいるのだから、それを活かしてほしかったな

この作品の評価・・・・64点
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スマイリー

2013年08月02日 14時52分46秒 | 映画評論サ行
製作年:2012年
製作国:アメリカ
2013年5月25日公開
監督:マイケル・ギャラガー
出演:ケイトリン・ジェラード,メラニー・パパリア,シェーン・ドーソン

大学生のアシェリーは、インターネットのチャットである単語を3回打ちこむと肉仮面の殺人鬼スマイリーが出現するという都市伝説を聞き、興味本位で試してみる。すると本当にスマイリーがチャット相手の男性のもとに現われ、その男性が無残にも殺される場面を見てしまう。同じくスマイリー伝説を試したクラスメートも失踪し、アシェリーはこれまでに感じたことのない恐怖におののく。
インターネットを通じて呼び出すことができる殺人鬼の都市伝説を確かめた女子大生が、想像を絶する恐怖に見舞われるスラッシャー・ホラー。スマイルマークの肉仮面をかぶった殺人鬼スマイリーが、次々に犠牲者を惨殺していくさまを描く。スマイリーの異様なビジュアルに、ショッキングな内容がホラーファンの話題を呼んだ。アメリカのテレビドラマなどで活躍する若手俳優たちや、『ホステル2』などのロジャー・バートが出演。

そんなに期待はしてなかったし、「平凡なホラー映画で終わってくれればいいや」くらいの気持ちで観始めました。殺人鬼スマイリーがたくさん登場するかと思いきや、そんなに登場することもなく…。本物は最後に登場するだけ。アシェリーの夢の中でした~っていうシーンが多すぎて、病んでる姿ばかりでなんか物足りなさを感じました。アシェリーの夢だの妄想だのに付き合わされて疲れました。画面の中でスマイリーが背後から襲ってくるっていうのも、ちょっと怖さに欠けます。

ラストのオチも…結局、集団イジメってか?んー、悪くないけどスッキリしない終わり方。そんでスマイリーは本当に実在するっていう…あースッキリしない!もし続編があるなら、恐怖度を増してスマイリーの正体をハッキリさせてください!

この作品の評価・・・・58点
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シャドー・ダンサー

2013年08月01日 12時01分55秒 | 映画評論サ行
製作年:2011年
製作国:アイルランド/イギリス
2013年3月16日公開
監督:ジェームズ・マーシュ
出演:アンドレア・ライズブロー,クライヴ・オーウェン,エイダン・ギレン,ドーナル・グリーソン
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1993年、IRA(アイルランド共和国軍)を支持するシングルマザーのコレットは、ある爆破未遂事件の容疑で逮捕されてしまう。そしてMI5(イギリス情報局保安部)の捜査官マックから、幼い息子と離れて25年も服役するか、IRAの内部情報を渡すかという究極の選択を迫られる。息子との生活を選んだ彼女は、仲間の厳しい追及にさらされていき…。
幼い息子を守るため、MI5(イギリス情報局保安部)の情報屋になった女性IRA(アイルランド共和国軍)活動家の葛藤を描くヒューマン・サスペンス。イギリスとアイルランド両国の対立の中、大義と現実の間で翻弄される人々の悲劇を、『マン・オン・ワイヤー』のジェームズ・マーシュ監督が活写。ヒロインには『ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋』のアンドレア・ライズブロー、彼女を追い込むMI5捜査官を『クローサー』のクライヴ・オーウェンが演じる。

スパイ映画と言えば「007シリーズ」が真っ先に思い浮かぶが、「007」のような派手さはなく、スパイ映画だけどアクションシーンも無く地味な作品でした。人間ドラマをメインに描いているのは伝わってくるのだけど、なんか話が単調すぎて途中で飽きてしまいました。スパイとして、母親として、コレットの意志は固く、それを最後まで貫いた姿は美しくて良かったです。最後だけ少し盛り上がったけど、やっぱり地味すぎて退屈でした…。日本人向きではないかな…

この作品の評価・・・・60点
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