製作年:2010年
製作国:アメリカ
2011年8月20日公開
監督:アレン・コールター
出演:ロバート・パティンソン,エミリー・デ・レイヴィン,クリス・クーパー,ピアース・ブロスナン
official site
ニューヨークの安アパートに暮らし、もうすぐ22歳になるタイラー・ホーキンスの心は苦悩と怒りで満ちていた。6年前、兄の死が全てを変えた。弁護士の父・チャールズとの溝は埋まらず、母・ダイアンが再婚、11歳の妹・キャロラインは父の愛に飢え苦しんでいる。だが、タイラーはそんな彼女を救ってやることもできず、孤独と虚無の日々が続いていた。ところが、ある日出会ったアリー・クレイグの揺るぎなさが彼の心を開いていく。初めて感じる本気の愛、生きる悦び。やがて、アリーもまた同じ傷を抱えていると知ったとき、バラバラだった家族の再生がゆるやかに訪れる…。
出口の見えない人生の迷路の中、運命の出会いによって未来が開かれていく若者の姿を描く愛の喪失と再生の物語。22歳のタイラーにとって大切なのは家族。しかし、名門小学校に通う妹が絵の才能を認められているにも関わらず、全く関心を示さない父親に反発していた。しかし、同じ心に傷を持つアリーとの出会いが、彼と父親の溝を埋めていく。そしてそれがやがて来る困難を乗り越える強い武器になるのだった。「トワイライト」シリーズでスターになったロバート・パティンソンが、『トワイライト』より先に出演を決めていた、複雑なアメリカ社会を描いた人間ドラマ。
家族の再生の物語。ロバート・パティンソンって『トワイライト』の白い肌のヴァンパイアの印象が強すぎてあまり好きじゃなかったのですが、本作では繊細な青年を見事に演じきっていました。とにかくこの作品、ラストの切なさが心にグサっときました。母親を強盗に殺された女性と、兄が自殺した青年のラブストーリー。互いが抱えた喪失感を抱えながらも惹かれあっていく2人。これをラストにどう納めるのか気になりましたが…まさかあんな結末とはこれから観る方もいると思うのでここでは結末を書きませんが、ちょっと泣いてしまいました
明日というのは必ず訪れるものではない。明日何が起きるか分からない。だからこそ繋いで手を離してはいけないのだと思う。1分1秒でも大切な人と大切な時間を過ごすことが本当の幸せなのかもしれない。本作で描かれている家族も一度は離れ離れになりつつも、少しずつ繋がっていった…。この作品は家族や絆、主人公の内面部分など丁寧に描かれていると思います。だからこそ結末はああなってほしくなかったです。
切なくて悲しい映画。ラストにあの出来事と繋げるのは、人によっては不快に感じるかもしれません。でも個人的には重い映画は好きなので、観て良かったと思える作品でした。絶望…希望…そして絶望…1日1日を感謝しながら生きよう…
この作品の評価・・・・77点
製作国:アメリカ
2011年8月20日公開
監督:アレン・コールター
出演:ロバート・パティンソン,エミリー・デ・レイヴィン,クリス・クーパー,ピアース・ブロスナン
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ニューヨークの安アパートに暮らし、もうすぐ22歳になるタイラー・ホーキンスの心は苦悩と怒りで満ちていた。6年前、兄の死が全てを変えた。弁護士の父・チャールズとの溝は埋まらず、母・ダイアンが再婚、11歳の妹・キャロラインは父の愛に飢え苦しんでいる。だが、タイラーはそんな彼女を救ってやることもできず、孤独と虚無の日々が続いていた。ところが、ある日出会ったアリー・クレイグの揺るぎなさが彼の心を開いていく。初めて感じる本気の愛、生きる悦び。やがて、アリーもまた同じ傷を抱えていると知ったとき、バラバラだった家族の再生がゆるやかに訪れる…。
出口の見えない人生の迷路の中、運命の出会いによって未来が開かれていく若者の姿を描く愛の喪失と再生の物語。22歳のタイラーにとって大切なのは家族。しかし、名門小学校に通う妹が絵の才能を認められているにも関わらず、全く関心を示さない父親に反発していた。しかし、同じ心に傷を持つアリーとの出会いが、彼と父親の溝を埋めていく。そしてそれがやがて来る困難を乗り越える強い武器になるのだった。「トワイライト」シリーズでスターになったロバート・パティンソンが、『トワイライト』より先に出演を決めていた、複雑なアメリカ社会を描いた人間ドラマ。
家族の再生の物語。ロバート・パティンソンって『トワイライト』の白い肌のヴァンパイアの印象が強すぎてあまり好きじゃなかったのですが、本作では繊細な青年を見事に演じきっていました。とにかくこの作品、ラストの切なさが心にグサっときました。母親を強盗に殺された女性と、兄が自殺した青年のラブストーリー。互いが抱えた喪失感を抱えながらも惹かれあっていく2人。これをラストにどう納めるのか気になりましたが…まさかあんな結末とはこれから観る方もいると思うのでここでは結末を書きませんが、ちょっと泣いてしまいました
明日というのは必ず訪れるものではない。明日何が起きるか分からない。だからこそ繋いで手を離してはいけないのだと思う。1分1秒でも大切な人と大切な時間を過ごすことが本当の幸せなのかもしれない。本作で描かれている家族も一度は離れ離れになりつつも、少しずつ繋がっていった…。この作品は家族や絆、主人公の内面部分など丁寧に描かれていると思います。だからこそ結末はああなってほしくなかったです。
切なくて悲しい映画。ラストにあの出来事と繋げるのは、人によっては不快に感じるかもしれません。でも個人的には重い映画は好きなので、観て良かったと思える作品でした。絶望…希望…そして絶望…1日1日を感謝しながら生きよう…
この作品の評価・・・・77点