股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ウィンターズ・ボーン

2012年05月18日 01時00分58秒 | 映画評論ア行
製作年:2010年
製作国:アメリカ
2011年10月29日公開
監督:デブラ・グラニック
出演:ジェニファー・ローレンス,ジョン・ホークス,ケヴィン・ブレズナハン
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ズーリ州南部のオザーク山脈に住む17歳の少女リーは、年少の弟と妹をかいがいしく世話し、その日暮らしの生活をどう切り盛りするかで頭がいっぱいだ。ドラッグ・ディーラーの父ジェサップは長らく不在で、辛い現実に耐えかねて精神のバランスを崩した母親は言葉を発することすらほとんどない。そんなある日、リーは地元の保安官から、警察に逮捕され懲役刑を宣告されたジェサップが、自宅と土地を保釈金の担保にして失踪、もしこのまま翌週の裁判に彼が出廷しない場合、リーたちの家は没収されると聞かされる。あてどない父親捜しを始めたリーは、何らかの手がかりを得ようと、親族や知人を訪ねることにする。
サンダンス映画祭でグランプリ&脚本賞の2冠に輝き、アカデミー賞では作品賞、主演女優賞、助演男優賞、脚色賞の4部門でノミネートされた、インディペンデント映画界の意欲作。ダニエル・ウッドレルの同名小説を基に、ミズーリ州の山間部の村に住む17歳の少女が、家族を守るため父親を捜しに、そして真実を追い求めて旅をする。心のすさんだ大人たちから罵声を浴びようとも、暴力に打ちのめされようとも、くじけず、諦めず…本作でオスカーにノミネートされた新星、ジェニファー・ローレンスの凛々しい姿が観る者の心を打つ。

アメリカの格差社会ってこんな感じなのか。ちょっと気持ちが重くなる作品でした。主人公のリーが家族を想う気持ちであったり、父親を見つけようとする精神的な強さは良かったのですが、全体的に話が重いし所々理解できない箇所もある。リーが父親を捜しに出掛けるのですが、行く場所が近所のようなので、物語に広がりを感じませんでした。これで彼女がどう変わったのかがもっと知りたかったです。結局、父親を殺したのは誰なの?(笑)最後まで重くて絶望感漂う展開もちょっと退屈だ。
ジェニファー・ローレンスの演技は素晴らしかったけど、もっと主人公に共感できればよかったです。

この作品の評価・・・・62点
コメント
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