股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

レイクビュー・テラス 危険な隣人

2009年11月12日 11時43分57秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年 : 2008年
製作国 : アメリカ
劇場未公開
監督 : ニール・ラビュート
出演 : サミュエル・L・ジャクソン,パトリック・ウィルソン,ケリー・ワシントン

LAの閑静な住宅街に、白人男性クリスと黒人女性リサの新婚カップルが引っ越してくる。プール付きのマイホームで幸せを実感する二人。だが、隣家の黒人警官エイベルは夫婦を毛嫌いし、二人を監視しながら嫌がらせを始める。それは悪化の一途をたどり、夫婦の我慢もついに限界を超えて激しい隣人戦争に突入する.
サミュエル・L・ジャクソンが隣に越してきた若夫婦に執拗な嫌がらせをする警官を怪演する不条理サスペンス。共演はパトリック・ウィルソンとケリー・ワシントン。監督は「ベティ・サイズモア」「ウィッカーマン」のニール・ラビュート。

全米初登場1位だったのに日本では公開されず…しかし、B級映画の帝王サミュエル・L・ジャクソン出演作にしては面白かったです。実際、自分の家の隣人が、あんな人だったら1日で引っ越しますがね(笑)白人と黒人の問題はやはり難しいもんですね。現代でもやはり肌の色で差別してしまう人が多いのも事実。アメリカならではの問題です。日本じゃ騒音おばさんが有名ですが、そんなの可愛いもんかも(笑)相手が警察官じゃないだけマシです
ストーリーは、そこまで凝った物でもなく予告編通りに進んでくれてるなって感じです。だけどラストに近づくにつれてのドキドキ感はたまらなかった「なんで電話しちゃうんだよ~!」と主人公に若干キレてしまったラストのドキドキ感までの進みが長すぎたのが残念前半にもハラハラさせられる展開が欲しかったかなと思います。まぁ犯人が最初から分かっちゃってるから仕方ないのかも。ラストも奥さんが死んであのまま主人公も死んじゃえばいいのかなと思っちゃったりもしましたが、よくある終わり方でそこも勿体無い感じがしました。

この作品の評価・・・・72点
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レイン・フォール/雨の牙

2009年11月10日 13時15分23秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年 : 2009年
製作国 : 日本
2009年4月25日公開
監督・脚本 : マックス・マニックス
出演 : 椎名桔平,長谷川京子,ゲイリー・オールドマン,柄本明
official site

日系アメリカ人の暗殺者ジョン・レインは依頼を受け、国土交通省の官僚川村を暗殺する。だが川村から奪うように言われていたメモリースティックは見つけられなかった。一方CIAアジア支局長のホルツァーはレインを拘束すべく捜査網を展開していたが、まんまとレインに逃げられてしまう。レインはメモリースティックを求め川村の次女に会うも、彼女を何者かに暗殺されてしまい……。
元CIA工作員のバリー・アイスラーによる全米ベストセラー小説を映像化したクライムサスペンス・アクション。東京を舞台に孤独な暗殺者ジョン・レインが、CIAや正体不明の敵と戦う姿を描く。重く沈んだトーンの映像で淡々と進む物語は“東京フィルム・ノワール”とも言うべき仕上がりだ。主人公のジョン・レインを演じたのは椎名桔平。寡黙な中に時折優しさを織り交ぜ、日系アメリカ人の暗殺者を厚みをもって表現した。その敵役たるCIA支局長ホルツァーを演じたゲイリー・オールドマンは、彼の若い頃を彷彿とさせるキレた演技を披露。格闘技のレッスンを受けて臨んだという椎名桔平のアクションも注目だ。

初めから面白くはないだろうなと思ってはいたけど、やはり面白くなかった(笑)まぁまずは長谷川京子の演技力の無さは今回も目立っていました。サスペンスならハラハラ感が必要なのに、なんともお粗末な作り椎名桔平は007のジェームス・ボンドの役柄だと思うけど、全然スパイっぽく見えなかったし、極秘情報を持った官僚が、無防備に地下鉄に乗るとは思えないし。実際、CIAが日本であんな事してたら大問題になるんだだろうな…。全体的に外人が無理矢理に日本を描いてみました感があります。柔道の稽古シーンだったり、旅館で布団並べたり…なんだか不自然でしたラストをラブストーリーにする意味も分からん。
タイトルに“雨”が付いているから、雨のシーンがあるのかと思いきや全然ないじゃん!!こんな映画に何故ゲイリー・オールドマンが出演したのかが謎です…

この作品の評価・・・・54点
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フィッシュストーリー

2009年11月09日 15時14分22秒 | 映画評論ハ行
製作年 : 2009年
製作国 : 日本
2009年3月20日公開
監督 : 中村義洋
原作 : 伊坂幸太郎
出演 : 伊藤淳史,高良健吾,多部未華子,濱田岳,森山未來,大森南朋
official site

2012年、彗星の地球への衝突が5時間後に迫り世界が終わろうとする中、ターンテーブルから日本のパンクバンド“逆鱗”が1975年にセックス・ピストルズのデビューに先駆けて放った最後のレコード「FISH STORY」が流れる。1982年、その曲を聴いた気弱な大学生は、いつか世界を救うと予言され、2009年、正義の味方になりたかったコックと共にシージャックに巻き込まれた女子高生の未来は…。
平凡な日常の中の小さな奇跡の連鎖が命をつなぎ、地球滅亡の危機を救う。この夢のようなストーリーは、タイトルの“fish story”がホラ話を意味するだけあって、馬鹿馬鹿しいほどの滑稽さと微かなせつなさを併せ持つ。窮地に立たされた登場人物たちのささやかな勇気が正しい選択を導くのだ。『アヒルと鴨とコインロッカー』を成功させた中村義洋監督が再びメガホンをとった伊坂幸太郎原作の待望の新作は、伊藤淳史、森山未來ら前作に負けず劣らずの絶妙なキャスティングに加え、主題曲「FISH STORY」とエンディング曲を斉藤和義が担当し、愛すべき壮大なホラ話をさらにパワーアップさせている。

前作「アヒルと鴨のコインロッカー」に続く、伊坂幸太郎原作の映画作品。「パンクが地球を救う!」っていうテーマの本作。売れないパンクバンド逆鱗の曲「FISH STORY」が地球を救っちゃうという何とも現実味がないような話ですが、そこがまた伊坂幸太郎の凄いところ。「なるほどそうなるかー!」といった感じです。あんまり詳しくは書けません(笑)「僕の孤独が魚だったら♪」の歌詞がどうも頭に残る…きっとこの歌には時代を超えた力があったのかもしれません。地球滅亡なのに暗く描かれてなくて、少しの希望を持って生きている人達が輝いて見えました。
ストーリー展開としては嫌いじゃないんだけど、「アヒルと鴨のコインロッカー」と比べてしまうと、今回はどうも長ったらしく感じてしまった。ドンデン返しがラスト2~3分ぐらいなので、残りの100分ぐらいが長く感じました。やっぱりラストはダイジェストっぽくじゃなくて丁寧に描いて欲しかった!それでも、なかなか見応えがある作品でした♪

この作品の評価・・・・77点
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ディファイアンス

2009年11月08日 14時59分55秒 | 映画評論タ行
製作年 : 2008年
製作国 : アメリカ
2009年2月14日公開
監督・脚本 : エドワード・ズウィック
出演 : ダニエル・クレイグ,リーヴ・シュレイバー,ジェイミー・ベル

第二次世界大戦さ中の1941年。ナチス・ドイツの迫害はポーランドの小さな田舎町まで迫っていた。両親を殺されたユダヤ人の、トゥヴィア(ダニエル・クレイグ)、ズシュ(リーヴ・シュレイバー)、アザエル(ジェイミー・ベル)のビエルスキ兄弟は、復讐を胸にポーランドに隣接するベラルーシの森に身を隠す。やがて森には、ドイツ軍の迫害から逃げてきたユダヤ人が次々と助けを求めて集まってくる…。食料難、寒さの中、人間らしく生き抜くことを心に決め、肉体も精神も極限状態の日々を過ごしていた。
1941年、ナチス・ドイツの独裁政権下、1200人のユダヤ人の命を救った兄弟がいた。このオスカー・シンドラーに匹敵する“偉業”に目をつけたのは、エドワード・ズウィック監督。『ラスト・サムライ』や『グローリー』、『戦火の勇気』のように、彼は歴史上の知られざる事実にメスを入れ、時代の流れに翻弄される主人公を描くことに創作意欲をかき立てられる映画作家のようだ。ビエルスキ三兄弟の長兄トゥヴィアを演じるのは、新生ジェームス・ボンドとして、『007/カジノロワイヤル』、『007/慰めの報酬』で活躍するダニエル・クレイグ。そのカリスマ的なリーダーぶりは魅力たっぷりだ。

戦争映画を観たのは久しぶりかな。ダニエル・クレイグ目的で借りてみました。どうやら実話のお話だそうで多くのユダヤ人の命を救った兄弟の話。戦争映画というと、バキューンバキューンドーンドーンっていう印象がありますが、この作品はそういうシーンが少なく、人間ドラマがメインに描かれているので戦争映画嫌いな自分としても観やすかったです。
“ディファイアンス”とは日本語で“抵抗”という意味。見つかれば殺されるという恐怖に怯えながらもドイツ軍に対して必死の抵抗をして戦い続けようとするユダヤ人たちの姿が、とてもカッコよかったどんな状況でもリーダーってのは凄いですね。復讐は悲しみしか生まれない…だけど愛する人が殺されたら人はきっと復讐に走ってしまうんだろう…とくに戦争はそのメッセージが強いから心にくる。過酷な時代に生きた人間たちの生き様を見れて良かったです!

この作品の評価・・・・75点
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リリィ、はちみつ色の秘密

2009年11月07日 17時00分45秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年 : 2008年
製作国 : アメリカ=カナダ
2009年3月20日公開
監督・脚本 : ジーナ・プリンス=バイスウッド
出演 : ダコタ・ファニング,ジェニファー・ハドソン,アリシア・キーズ
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1964年の夏、14歳のリリィは幼い頃に自分のせいで死んだ母の愛を確かめたくて、父T・レイに黙って旅に出る。制定されたばかりの公民権法の甲斐もなく白人の嫌がらせを受け怪我をした挙げ句警察に連行された黒人家政婦のロザリンを助け出し、向かった先は母に縁のある町ティブロン。そこで2人はボートライト三姉妹と出会う。長女のオーガストは養蜂家で、黒い聖母像のラベルのはちみつを作っていた。
ひたすら愛されたいと願う少女が、知的で独立心に富んだ女性たちの優しさに包まれ、たくましく成長して行くひと夏を描いた感動の物語。生きていれば決して消えることのない深い悲しみがあることを知り、その上で自分を許すことも学ぶ主人公リリィを天才子役ダコタ・ファニングが繊細に演じ、さらにジェニファー・ハドソン、アリシア・キーズらアカデミー賞やグラミー賞に名を連ねる多才な実力派女優陣が見事なアンサンブルを見せる。中でも、養蜂家オーガスト役を好演するクィーン・ラティファの包容力は抜群だ。原作はスー・モンク・キッドの世界的な同名ベストセラー小説。製作陣にはウィル・スミス夫妻も参加している。

心に傷を負った少女と、養蜂場の女性たちの交流を描いた作品。主人公リリィを演じるのは、天才少女ダコタ・ファニング。日本で言う、子供の頃の安達祐実ってかんじかな。彼女の存在感って若いのに凄いですよね。
時代は、まだ黒人差別が当たり前のように起きていた頃のアメリカ。両親に愛されなかったことに悲しみを抱えながら生きていたリリィでしたが、人はきっと気付かないうちに誰かに愛されて、そして誰かに支えられて生きているんだなと感じました。様々な出来事によって、リリィは喜びも悲しみも経験していきます。養蜂場の3姉妹との交流によって、やがては自分の心とも向きあうリリィ。
人を許し、自分を許し、そして人を愛していく…当たり前のことなんだけど、観ていてジ~ンときてしまう温かい気持ちになれる作品でした☆

この作品の評価・・・・74点
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ピンクパンサー2

2009年11月06日 23時03分26秒 | 映画評論ハ行
製作年 : 2009年
製作国 : アメリカ
2009年4月11日公開
監督 : ハラルド・ズワルト
出演 : スティーヴ・マーティン,ジャン・レノ,ジョン・クリーズ,アルフレッド・モリーナ
official site

世界各地で名宝が盗まれ、現場に「トルネード」のカードが残されていた。トルネードはかつての怪盗だが、姿を消して10年がたっていた。それなのになぜ? トルネード逮捕のために各国精鋭の捜査官によるドリームチームが結成される。フランスからは国の宝であるダイヤモンド「ピンクパンサー」を守るため、あのクルーゾー警部が参加。しかし天然のお騒がせ男クルーゾーは、捜査を大混乱させてしまう。
「クルーゾー警部といえばピーター・セラーズ」というオールド・ファンもいるだろうが、マーティンのクルーゾーぶりも2作目になり、ますます板についてきた。今回はかつての怪盗を追うというセラーズ版『ピンクパンサー2』と似たプロットだが、リメイクではなくまったくの新作。しかし、クルーゾーが交通違反の取締りをしているエピソードなど、旧作へのオマージュもささげている。各国の腕利きの捜査官が、イタリアからは女たらし、日本からはコンピュータおたくと、典型的な「外国人」なのはコメディのお約束。子供でもわかる身体をはったギャグは、かなりベタながらも、このご時世でも安心して笑える貴重なコメディだ。

前作は予想以上の面白さでした。前作はビヨンセも出演していて、なかなかの華やかさがありましたが今回は前作と比べると右下がりと言ったところでしょうか…。今回は日本がちょくちょく登場したり、日本人がメインキャストとして出演しているので日本向けにも製作された感じがありました。今回もクルーゾー警部は健在!実際、あんな人が上司だったら即クビにされるだろうけど、そこはクルーゾー警部だから許されちゃう1つ1つの動きは前作同様、笑っちゃいましたしかし、ストーリー的には物足りなさが残りました。面白いのに、ストーリーが一捻り欲しかった!!

知名度は低い作品ですが、意外と笑えちゃう作品です☆
パート3はあるのかな!?

この作品の評価・・・・73点
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ハルフウェイ

2009年11月05日 12時52分31秒 | 映画評論ハ行
製作年 : 2009年
製作国 : 日本
2009年2月21日公開
監督・脚本 : 北川悦吏子
出演 : 北乃きい,岡田将生,溝端淳平,仲里依紗,成宮寛貴,白石美帆,大沢たかお
official site

近づいただけで倒れそうなくらい大好きな片思いの相手シュウに、ある日突然「つきあってください」と告白され舞い上がるヒロ。2人は北海道の同じ高校に通う受験を控えた3年生だ。楽しい日々が続く中でシュウにはどうしても言い出せないことがあった。それは早稲田大学進学を目指していること。地元の大学志望のヒロはその事実を知ると、「東京に行くつもりなのに、なぜコクったの? 無責任だよ」と責めるのだった。
あ、『Love Letter』だ。坂道を自転車で並走する若い恋人たちの姿に、本作のプロデューサー岩井俊二の名作のワンシーンが甦る。北乃きい、岡田将生という旬の若手俳優を起用し、気恥ずかしいほどの恋模様を描くのは、脚本家として「愛していると言ってくれ」「ロングバケーション」など数々の恋愛ドラマでヒットを放ってきた北川悦吏子、これが初の映画監督作品である。さらに主題歌を『リリィ・シュシュのすべて』のSalyu、音楽監督を初の映画プロデューサーも兼ねた小林武史が担い、まさに“チーム岩井”の全面サポートを得て完成した北川ワールド。かわいくて真っ直ぐな“恋”は大人にもちょっと懐かしい

数々のヒットドラマを手掛けてきた北川悦吏子の初監督作品。純愛っぽいイメージの作品ですが、簡単に言っちゃえば“早稲田大学に行くか行かないか”の映画です(笑)全編を通してほとんどがアドリブなので、主演の2人の自然な演技が光っていました。映像はキレイなんだけど、なんとも現実味がないというか…綺麗事を並べてるような感じがして脚本は好きになれませんでした。彼氏は“早稲田に行く!”って言ったと思ったら“やっぱり行かない”って言うし行く行かないの問題より、早稲田に受かるってそんなに甘くないと思いますけどそんな彼氏を見て、ヒロは“行かないで!”って言ったと思ったら“やっぱり行きなよ”って…どっちなんだよお前ら!!!なんとも観ていてイライラしちゃいました。
でもまぁ学生時代の淡い恋の雰囲気は良かったです♪

この作品の評価・・・・60点
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クローズ ZERO II

2009年11月03日 00時20分33秒 | 映画評論カ行
製作年 : 2009年
製作国 : 日本
2009年4月11日公開
監督 : 三池崇史
出演 : 小栗旬,やべきょうすけ,金子ノブアキ,三浦春馬,高岡蒼甫,岸谷五朗,山田孝之
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芹沢多摩雄を倒し鈴蘭高校制覇に近づいた滝谷源治。そんな彼の前に鳳仙学園の面々が現れた。かつて鈴蘭と鳳仙は死人まで出す“血の抗争”を繰り広げていたが、今は休戦状態にある。だが源治が手を出したことで休戦協定は破棄され、両校は再び戦争状態に。トップの鳴海大我を中心にまとまった鳳仙軍団の前に、鈴蘭の不良たちは次々に倒されていく。そんな状況にも関わらず、源治は気ままな生活を続け……。
高橋ヒロシのコミックを映画化した『クローズZERO』の続編。前作で鈴蘭高校をほぼ手中に収めた滝谷源治が、今度は鳳仙学園との戦いに立ち向かう。ファイトシーンは大幅にパワーアップされ、クライマックスの両校総勢500人が激突する大乱闘は息をのむ迫力。前回に引き続き小栗旬、山田孝之らがスカっとする演技を披露するほか、鳳仙学園トップの鳴海大我役に抜擢されたミュージシャンの金子ノブアキ、原作コミックで絶大な人気を誇る美藤竜也役の三浦春馬などフレッシュな顔ぶれの確かな存在感を示す。監督の三池崇史は今回もさすがの手腕を発揮し、確かなドラマを中心に据えたダイナミックなエンターテイメントを作り上げた。

前作に引き続き、今回も2時間ほぼ殴り合い格闘技とかあまり好きじゃない自分でも、ずっと乱闘シーンを見させられると何も感じなくなります(笑)仲間と時にぶつかり合いながらも壁を乗り越えていく姿はカッコいいですね♪鈴蘭の男同士の厚い絆が男臭くて良いです。今回は鈴蘭が鳳仙を倒しにいくことがメインになっているので、前作と比べると物語りに深みがないかなと思いました。前作で描いてた源治と芹沢とのぶつかり合いが少なかったのが残念でした。それと、休戦協定が破棄されるキッカケを作った少年院から出てきた彼(名前忘れた~)。彼はいつのまにか、あんなに恨まれてた鳳仙から忘れ去られてるような…。彼が中心の作品になるのかと思ったのに、後半はもう一つの話になってたような
今回は前作と比べると楽しめなかったです…

この作品の評価・・・・67点
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モーテル2

2009年11月02日 20時54分53秒 | 映画評論マ行
製作年 : 2009年
製作国 : アメリカ
劇場未公開
監督 : エリック・ブロス
出演 : アグネス・ブルックナー,デビッド・モスコー,スコット・アンダーソン

とある町の郊外にある古びたモーテル。ひと時の安らぎを求めるため宿泊客が訪れる、自分が悲惨な末路を迎えるとも知らずに・・・。そこは客を殺害し殺人ビデオを撮影している恐ろしいモーテルだった。
寂れたモーテルで命を狙われる宿泊客たちの恐怖を描いた、ホラーサスペンスの続編。前作より時間が遡り、モーテルで行われる殺人ビデオ撮影の最初の犠牲者となった宿泊客・ジェスとゴードンが辿った恐怖の顛末を、生々しいタッチで描く。

ケイト・ベッキンセイルが主演だった前作が予想以上の面白さだったので本作にも期待。“2”と書いてありますが、時間軸としては前作より前の話になります。あの殺人モーテルが如何にして出来たのかを描いているのが本作です。冒頭の説明によるとパインウッド・モーテルは2007年4月に閉鎖され、警察は200本以上のビデオを押収。そこからさかのぼって2004年9月に撮影された最初のビデオのエピソードを描いています。
話の流れは前作と変わっていないので怖さとかグロさで楽しませてくれるのかと思いきや、怖くもないしグロさもないモーテルに泊まりにきた客をどこまで恐怖で怯えさせるかってのがこの映画の面白いところなのに、ただ追い掛け回して見つけたら殺すだけこれじゃあ観ているこっちは物足りないですよ!!黒人の勘が鋭すぎるし誰が生き残るかが最初から薄々分かっちゃうし、主役の女がめっちゃ強いのもある意味怖い(笑)女1人にどんどん殺されていく犯人は情けないというか何と言うか…。
ラストは“1”に繋げるつもりで、あんな終わり方なんだろうけど正直繋がっていないような…警察は何やってるんだか……

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ラースと、その彼女

2009年11月01日 01時59分34秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年 : 2007年
製作国 : アメリカ
2008年12月20日公開
監督 : クレイグ・ギレスピー
出演 : ライアン・ゴズリング,エミリー・モーティマー,ポール・シュナイダー
official site

アメリカ中西部の小さな町に暮らすラースは、優しくて純粋な青年で町の人気者だが、ずっと彼女がいないために兄のガス、義姉カリンらは心配していた。そんなある日、ラースが「彼女を紹介する」と兄夫婦のもとにやってくる。しかしラースが連れてきたのは、ビアンカと名づけられた等身大のリアルドールだった。兄夫婦を始め、街の人たちは驚きながらも、ラースを傷つけないようにビアンカを受け入れようとするが…。
『きみに読む物語』『16歳の合衆国』の若き演技派ライアン・ゴズリングが主演を務めた本作は、内気な青年とその周りの人々を温かく描くハートフルドラマ。アカデミー脚本賞にノミネートされた。監督はこれが2作目となるCM作家出身のクレイグ・ギレスビー。“リアルドール”に恋をするという型破り(ある意味スキャンダラス?)な設定のため、製作まで4年の年月を要したという。カナダ・トロントの美しい雪景色の中、現代社会で希薄になった人間関係がひとりの純朴な青年によって再生していくさまを、温かい視線で描いている。ライアン・ゴズリングの卓越した演技力に注目したい一作だ。

過去のトラウマから、とにかくシャイな主人公ラース。兄夫婦からの食事の誘いさえ断り続ける彼でしたが、兄夫婦に「彼女を紹介するよ」と連れてきた女性は、ビアンカというリアルドールでした。最初は、ラースのビアンカに対する愛情と、周囲の呆れた視線が面白かったですが、後半になるにつれて町の人全員がラースを支える姿が感動的でした。ビアンカだけには自分の気持ちを伝えることが出来るラースの気持ちが切なく、ビアンカが周りの人たちから受け入れられるようになると、今度は嫉妬しちゃう気持ちがまた切ない
病院の先生が兄夫婦に言った「彼の世界を受け入れてあげることが大切なのよ」の言葉が印象的でした。世の中には色んな考えの人がいて、そういう人達を差別せずに対等に向かい合わなければいけないんだと思います。内向的なラースを変えたのは人形だけれどもビアンカという1人の人間なんです。それはラースがビアンカにキスをするシーンが物語っているように感じます。「このままじゃダメなんだ」という何かが変わりだして、ビアンカとの別れを決めるのは彼にとっての大きな1歩なんです。

もし自分があの町の住人だったら…同じように歓迎できる人間になりたいです

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