股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

アンダーカヴァー

2009年11月30日 01時39分25秒 | 映画評論ア行
製作年 : 2008年
製作国 : アメリカ
2008年12月27日公開
監督・脚本 : ジェームズ・グレイ
出演 : ホアキン・フェニックス,マーク・ウォールバーグ,エヴァ・メンデス

1988年のニューヨーク。名の知れたナイトクラブのマネージャーとして働くボビーは、名字も変え自分が警官一家の出である事を隠してきた。オーナーとの関係も良好なボビーだったが、そのオーナーの甥に麻薬取締班が目をつける。それを指揮するのはボビーの実兄のジョゼフと父のバート。彼らはボビーに協力を求めるが、ボビーは申し出を断る。しかしジョゼフが撃たれ、父にも危険が迫り、ボビーはどちらの側につくか決断を迫られる。
時代は80年代。厳格な父親、優等生の兄がいる警察一家を出て、裏社会で暮らしていた男が、自分の意思とは裏腹に警察とマフィアの争いに巻き込まれていく。悩める主人公を演じるホアキン・フェニックスがいい。精神的な弱さを抱えながらも、敵に立ち向かうボビーの姿は彼にぴったりの役柄だ。ボビーの兄を演じるマーク・ウォールバーグとは、本作の監督であるジェームズ・グレイの『裏切り者』ですでに共演ずみで、ここでも息の合ったところを見せてくれる。暴風雨の中、ボビーとバートがマフィアに待ち伏せされるカーチェイスのシーンは必見で、ボビーの主観ショットで構成されるこのシーンは、まるで自分がその車に乗っているかのような迫力だ。

兄弟2人の運命を描いた作品。優等生である兄と、自由奔放な弟。対照的な2人は決して交わることがなかったはずなのに、ある事件をキッカケに変わっていきます。マフィアvs警察、派手なアクションシーンは無いもののハラハラさせられました!弟役のホアキン・フェニックス、この人の存在感は凄いです「グラディ・エーター」の皇帝役から大好きな俳優の1人です。金網に腰からぶつかるのは絶対痛いと思うけど(笑)
たとえ、喧嘩し合っても家族の繋がりは強いんだなと思いました。優等生だからといって幸せとは限らない。自由に生きている人間が羨ましく思えてしまうこともあるだろう。事件によって今まで言えなかったことを互いに伝える兄弟2人の姿が良かったです。家族を恨んでも家族を守りたいって気持ちが心の中にはあるんだよね。ストーリーの流れは良かったです。が、よくある話でもあるのでもう少し新鮮な展開が欲しかった

この作品の評価・・・・73点
コメント
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