股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

女王陛下のお気に入り

2019年02月15日 21時04分54秒 | 映画評論サ行
製作年:2018年
製作国:アイルランド/アメリカ/イギリス
日本公開:2019年2月15日
監督:ヨルゴス・ランティモス
出演:オリヴィア・コールマン,エマ・ストーン,レイチェル・ワイズ,ニコラス・ホルト
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18世紀初頭のイングランドの人々は、パイナップルを食べることとアヒルレースに夢中になっていた。体の弱いアン女王(オリヴィア・コールマン)の身の回りの世話をする幼なじみのレディ・サラ(レイチェル・ワイズ)が、権力を掌握していた。ある日、宮中に新入りの召使いアビゲイル(エマ・ストーン)がやって来る。
『ロブスター』などのヨルゴス・ランティモスが監督を務めた、18世紀初頭のイングランドを舞台にした宮廷ドラマ。病気がちな女王と幼なじみ、新入りの召使いの思惑が絡み合う。ドラマ「ナイト・マネジャー」などのオリヴィア・コールマンが主演を務める。共演は『ナイロビの蜂』などのレイチェル・ワイズ、『ラ・ラ・ランド』などのエマ・ストーン、『X-MEN』シリーズなどのニコラス・ホルトら。


イングランドを舞台にした女たちのドロドロ劇を描いた本作。本年度アカデミー賞でも最多10部門にノミネートされています。新入りの召使いアビゲイルは下剋上を目論みアン王女に気に入ってもらおうとします。その過程で邪魔になったのはアン王女の身の回りの世話をしていたレディ・サラ。アビゲイルはあの手この手でアン王女とレディ・サラを自分に有利になるように転がしていきます。アビゲイルが王女にどんどん気に入られていき、のし上がっていく過程が面白い!オリヴィア・コールマン、エマ・ストーン、レイチェル・ワイズ、3人の演技合戦が観ていて非常に面白い。女性ならではのドロドロ劇はコミカルな描き方で怖くもあり面白くもあり。自分が得するためなら周りのことも国のこともどうでもよくなってしまうものか。人間の欲望や嫉妬が渦巻いていました。音楽や衣装や美術品、小道具と細部にまでこだわっており、それがまたこの映画に一体感を足してくれています。
ハトの射撃、ウサギを踏みつける、レズビアンのSEXシーンなどありましたが史実なのだから仕方ないかもしれないが、もう少しインパクトのある演出があっても良かったかなと思います。アン王女とアビゲイルがあの後どうなったのかが気になるところ…

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)

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