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製作年:2019年
製作国:アメリカ
日本公開:2019年11月27日
監督:マーティン・スコセッシ
出演:ロバート・デ・ニーロ,アル・パチーノ,ジョー・ペシ
トラック運転手のフランク・シーラン(ロバート・デ・ニーロ)は、マフィアのボスであるラッセル・バファリーノ(ジョー・ペシ)と知り合う。ラッセルに気に入られたフランクは殺しを請け負うようになり、全米トラック運転手組合委員長のジミー・ホッファ(アル・パチーノ)を紹介される。やがてフランクはジミーの右腕に上り詰めるが、ジミーの権力に陰りが見え始める。
マーティン・スコセッシ監督が、『タクシードライバー』などのスコセッシ監督作品に出演してきたロバート・デ・ニーロと再び組んだ犯罪ドラマ。第2次世界大戦後のアメリカ裏社会の無法者たちの暗躍を、主人公であるヒットマンの視点で描く。デ・ニーロがヒットマンにふんするほか、アル・パチーノ、ジョー・ペシらが共演する。
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1975年にジミー・ホッファを殺害したとされる実在の人物フランク・シーランの半生を描いた本作。巨匠マーティン・スコセッシ監督が第二次世界大戦後のアメリカの裏社会を描いており、ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシ、とベテラン俳優たちが揃うと、これだけでもう映画に重厚感というかお腹いっぱいな気分。皆さん80歳近い年齢にもかかわらず、存在感はさすがで超一流の演技合戦は見応えがありました。3時間半という上映時間は観ているとそこまで苦痛には感じませんが、もう少し短く出来ただろうと思うのが正直なところ。3時間半ともなると登場人物が多いので頭の中で相関図が混乱してきます。誰が誰の味方で、誰が親分で子分なのか正直全ては覚えきれませんでしたが、フランク、ラッセル、ジミーの3人の関係性が分かればある程度は大丈夫です。裏社会に生きる男たちの物語だと思っていたので泥臭い感じかなと予想していましたが、フランクと家族との繋がりも丁寧に描かれており、家族を犠牲にしてまで仕事を優先したフランクの末路がとても切なかったです。まともに生きることなく何もかもを犠牲にした男の最後がこれかぁ。最後は誰も居なくなり、老いてから後悔しても時すでに遅し…。何もかも失ったフランクが思うことは何だったのだろうか。病室のドアを少し開けといてくれとお願いするフランクに孤独を感じました。アメリカの裏社会ってドロドロしてるんだなぁ。
この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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