製作年:2022年
製作国:イギリス/アメリカ
日本公開:2023年5月26日
監督:シャーロット・ウェルズ
出演:ポール・メスカル,フランキー・コリオ,セリア・ロールソン=ホール
思春期真っただ中の11歳のソフィ(フランキー・コリオ)は、離れて暮らしている31歳の父親カラム(ポール・メスカル)と夏休みを過ごすため、トルコの閑散としたリゾート地にやってくる。二人はビデオカメラで互いを撮影し合い、親密な時間が流れる。20年後、当時の父の年齢になったソフィが映像を見返すと、そこには大人になって分かる父親の一面があった。
幼いころに父親と二人きりで過ごした夏休みを、成長した女性が回想するかたちで描き、世界各国の映画祭や映画賞で話題となったヒューマンドラマ。トルコのリゾート地で31歳の父親と短い夏を過ごした11歳の少女が、当時の父親と同じ年齢になり、大好きだった父親の記憶をたどる。監督は本作が初長編となるシャーロット・ウェルズ。出演はドラマ「ふつうの人々」などのポール・メスカルをはじめ、フランキー・コリオ、セリア・ロールソン=ホールなど。
11歳の娘ソフィと31歳の父親カラムが過ごす夏休みのひと時を描いたヒューマンドラマ。父親が知らなかった娘の一面。娘が知らなかった父親の一面。「あの時ああしておけば…」その時は全然理解できなかったり気付かなかったことも、歳を重ねて振り返ってみると理解できることもある。愛おしいという気持ちと、不器用になってしまう気持ち。親子であっても、すれ違いが生まれてしまうのは切ない。ソフィが父と同じ年齢になって、父と過ごした時間を思い出す展開はとても良かったです。きっとカラムはもうこの世にはいないのだろう…。淡々とした展開も中にも“今、この時間を大切にする”というメッセージが込められていたように感じました。でも物語としては観客に推測させる場面が多かったし、淡々とし過ぎているので好みが分かれる作品でもある。
そういえばコリン・ファレル主演の「アフター・ヤン」って映画あったなぁ
この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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