製作年:2011年
製作国:イギリス
2012年3月16日公開
監督:フィリダ・ロイド
出演:メリル・ストリープ,ハリー・ロイド,ジム・ブロードベント,アンソニー・ヘッド
official site
雑貨商の家に生まれたマーガレットは市長も務めた父の影響で政治を志すが、初めての下院議員選挙に落選してしまう。失望する彼女に心優しい事業家デニス・サッチャーがプロポーズする。「食器を洗って一生を終えるつもりはない」野心を隠さないマーガレットを、デニスは寛容に受け入れる。双子にも恵まれ、幸せな家族を築く一方で、マーガレットは政治家としての階段も昇りはじめる。失墜した英国を再建する。それは気の遠くなるような闘いだったが、彼女はその困難に立ち向かう。愛する夫や子供たちとの時間を犠牲にし、マーガレットは深い孤独を抱えたままたった一人で闘い続けた…。
あらゆる面で機能不全に陥っていた英国を叩き直すべく大鉈をふるい“鉄の女”の異名をとったマーガレット・サッチャー元英国首相。歴史にその名を刻む強靱な彼女が認知症を患っている事が公にされた事を受けて、脚本家アビ・モーガンは妻であり母であるひとりの女性の普遍的な物語として本作を書き上げた。監督は『マンマ・ミーア!』を世界的大ヒットに導いたフィリダ・ロイド。そして主演は現代最高の名優であるメリル・ストリープ。
観るつもりはなかったけど、メリル・ストリープがアカデミー主演女優賞を受賞したので観ることに。平日の朝一で観たのですが、やはりアカデミー効果はあるようで結構な混雑。自分以外、若い人がいませんでしたけど(笑)
一言で言えば、メリル・ストリープの演技を見るための映画ってかんじ。主演女優賞をとるだけあって、演技がとにかく上手い!その存在感は凄いですサッチャー本人と比べてみても…
似てるわぁ(笑)外見や仕草を徹底的に研究してサッチャーになりきったというメリル・ストリープは本当に凄い女優だと思います。
イギリス初の女性首相となったマーガレット・サッチャー。彼女を演じたメリルの演技が光り過ぎていますが、物語も奥が深かったです。政界を、そして国を変えようとする意志の強さ。亡き夫への想い、そして孤独。鉄の女と呼ばれた彼女は、誰よりも強くて弱い人間だろう。当時のイギリスは大変な経済状況だったみたいですが、意思を曲げずに貫こうとするサッチャー首相の姿は、男の自分から見てもカッコイイです。女性は強い!!女性が見たら元気になれる、女性向きの作品かもしれません。財政赤字を克服し、英国の経済を立て直したサッチャー。しかし、その一方で多くの失業者を生み、地方経済を不振に追いやったことで退陣まで追いやられた。なぜ“鉄の女”と呼ばれたのか…それは、イギリス経済の復活を試みた彼女の厳しい政策を皮肉り、ソビエト連邦の軍事新聞がサッチャーを鉄の女と読んだのが始まりらしいです。
一見すると冷酷な人間のように見えますが、母として、妻としての顔もあります。どんな人間でも優しい一面も持っている。そういう面も女性は共感できるんじゃないかな。現在は認知症を患っており表舞台には出ていないようです。綺麗ごとばかり並べる伝記映画と違って、サッチャーの人間的な部分を丁寧に描いている部分は新鮮に見えました。
政治家として優れた人間だったかは分かりません。しかし11年もの間、首相として英国を率いたことは、やはり国民が彼女を必要としていたからだと思います。国民のために国をために…マーガレット・サッチャーのような、本当に意思の強い政治家が日本にも欲しいですね。
この作品の評価・・・・75点
製作国:イギリス
2012年3月16日公開
監督:フィリダ・ロイド
出演:メリル・ストリープ,ハリー・ロイド,ジム・ブロードベント,アンソニー・ヘッド
official site
雑貨商の家に生まれたマーガレットは市長も務めた父の影響で政治を志すが、初めての下院議員選挙に落選してしまう。失望する彼女に心優しい事業家デニス・サッチャーがプロポーズする。「食器を洗って一生を終えるつもりはない」野心を隠さないマーガレットを、デニスは寛容に受け入れる。双子にも恵まれ、幸せな家族を築く一方で、マーガレットは政治家としての階段も昇りはじめる。失墜した英国を再建する。それは気の遠くなるような闘いだったが、彼女はその困難に立ち向かう。愛する夫や子供たちとの時間を犠牲にし、マーガレットは深い孤独を抱えたままたった一人で闘い続けた…。
あらゆる面で機能不全に陥っていた英国を叩き直すべく大鉈をふるい“鉄の女”の異名をとったマーガレット・サッチャー元英国首相。歴史にその名を刻む強靱な彼女が認知症を患っている事が公にされた事を受けて、脚本家アビ・モーガンは妻であり母であるひとりの女性の普遍的な物語として本作を書き上げた。監督は『マンマ・ミーア!』を世界的大ヒットに導いたフィリダ・ロイド。そして主演は現代最高の名優であるメリル・ストリープ。
観るつもりはなかったけど、メリル・ストリープがアカデミー主演女優賞を受賞したので観ることに。平日の朝一で観たのですが、やはりアカデミー効果はあるようで結構な混雑。自分以外、若い人がいませんでしたけど(笑)
一言で言えば、メリル・ストリープの演技を見るための映画ってかんじ。主演女優賞をとるだけあって、演技がとにかく上手い!その存在感は凄いですサッチャー本人と比べてみても…
似てるわぁ(笑)外見や仕草を徹底的に研究してサッチャーになりきったというメリル・ストリープは本当に凄い女優だと思います。
イギリス初の女性首相となったマーガレット・サッチャー。彼女を演じたメリルの演技が光り過ぎていますが、物語も奥が深かったです。政界を、そして国を変えようとする意志の強さ。亡き夫への想い、そして孤独。鉄の女と呼ばれた彼女は、誰よりも強くて弱い人間だろう。当時のイギリスは大変な経済状況だったみたいですが、意思を曲げずに貫こうとするサッチャー首相の姿は、男の自分から見てもカッコイイです。女性は強い!!女性が見たら元気になれる、女性向きの作品かもしれません。財政赤字を克服し、英国の経済を立て直したサッチャー。しかし、その一方で多くの失業者を生み、地方経済を不振に追いやったことで退陣まで追いやられた。なぜ“鉄の女”と呼ばれたのか…それは、イギリス経済の復活を試みた彼女の厳しい政策を皮肉り、ソビエト連邦の軍事新聞がサッチャーを鉄の女と読んだのが始まりらしいです。
一見すると冷酷な人間のように見えますが、母として、妻としての顔もあります。どんな人間でも優しい一面も持っている。そういう面も女性は共感できるんじゃないかな。現在は認知症を患っており表舞台には出ていないようです。綺麗ごとばかり並べる伝記映画と違って、サッチャーの人間的な部分を丁寧に描いている部分は新鮮に見えました。
政治家として優れた人間だったかは分かりません。しかし11年もの間、首相として英国を率いたことは、やはり国民が彼女を必要としていたからだと思います。国民のために国をために…マーガレット・サッチャーのような、本当に意思の強い政治家が日本にも欲しいですね。
この作品の評価・・・・75点
孤独な面は彼女の"影"の面。あまり知られない部分 あるいは知られたくない、知る価値がない部分だってあるから・・・
ストリープ演技は さすが女性版デニーロと言われるほど役のリサーチ振り。彼女の演技にデニーロも認めるのも 当然だなと 思いました。
とある偉大な親を持つ七光り子ども特集で
サッチャーは 双子の息子と娘で 息子"マーク"を溺愛して "娘"キャロルは そっちのけのえこひいき愛情だったそうです。
息子のマークは甘やかし放題が災いしたのか
アフリカ大陸の 「パリ・ダカール レース」で行方不明になった際 サッチャー首相は あわてふためき、国家予算の日本円で2億円つぎこんで捜索したら レースを勝手にリタイヤして 砂漠の中 テント張って のほほんと待ってたそうです。 そして 母マーガレットに対し、
「SORRY、MOMMY」 (ママ、ごめんな~) と新聞の見出しになっちゃいました・・・・
アホ・・・・(><)
この騒動が きっかけで、イギリス中が マークのろくでなしぶりが表面化し、サッチャー首相にイギリス国内中から非難を浴びたんです。
育て方を間違えた サッチャーの汚点・・・
でも、そういうのも ひっくるめて "サッチャー"なんです。