股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

青春18×2 君へと続く道

2024年08月08日 19時24分30秒 | 映画評論サ行

製作年:2024年
製作国:日本/台湾
日本公開:2024年5月3日
監督:藤井道人
出演:シュー・グァンハン,清原果耶,ジョセフ・チャン,道枝駿佑,黒木華

映画『青春18×2 君へと続く道』公式サイト

映画『青春18×2 君へと続く道』公式サイト。大ヒット公開中 『余命10年』のスタッフが贈る、新たな傑作ラブストーリー 監督・脚本 藤井道人“日台合作”初の国際プロジェクト...

 


高校生のジミー(シュー・グァンハン)のアルバイト先に、日本から来たバックパッカーのアミ(清原果耶)が現れる。二人は夏の間同じ店で働くことになり、ジミーは4歳年上のアミに淡い恋心を抱くようになる。バイクで夜道を走ったり、映画を観に行ったりするうちに、彼らの距離は縮まっていくが、ある日突然アミが日本に帰ることになり、戸惑うジミーにアミはある約束をする。
台湾の紀行エッセイ「青春18×2 日本慢車流浪記」を原作に描くラブストーリー。台湾と日本の男女がアルバイト先で出会い、お互い惹かれ合うものの突然の別れが訪れる。『最後まで行く』などの藤井道人が監督などを手掛け、『雪暴 白頭山の死闘』などの俳優チャン・チェンがエグゼクティブプロデューサーを担当する。『僕と幽霊が家族になった件』などのシュー・グァンハン、『宇宙でいちばんあかるい屋根』などの清原果耶らが出演している。

日本の女性と台湾の男性の恋を描いたラブストーリー。久しぶりに美しい映画を観たなぁという印象。そして旅って良いなぁという印象。どのシーンを切り取っても絵になる。さすが藤井道人監督です。夜の台湾をスクーターに二人乗りして走るシーンなんて、素敵すぎる。不思議と旅行に行きたくなる作品でした。
昨年、台湾に旅行に行ったせいか、夜市や十分が映ると懐かしく感じてしまい、さらに作品の世界に引き込まれました。十分で願い事を書いたランタンを飛ばしたのが懐かしかった。ストーリー的にはシンプルな展開ではあるけれど、それでも場面の撮り方や、アミを演じる清原果耶とジミーを演じるシュー・グァンハンの繊細な演技が素晴らしかったです。
旅というのはその土地での新たな発見や、出会いや別れがある。もう二度と出会えないような場所や人との出会い、恋心も、それは悲しいことではなく自分の人生に夢や希望を与えてくれる前向きなものなのだと感じました。一期一会の出会いって素敵。旅にゴールなんてない。アミからの視点で語られる後半は涙腺がちょっとヤバかったです。好きと伝えたいけど相手を傷付けてしまうから嘘をついてしまう…アミの気持ちを考えると切なすぎました。岩井俊二監督の「Love Letter」を観たくなった。

これを観た人は絶対に台湾に行きたくなると思う!台湾でも江ノ島でも松本でも福島でも、もうどこでもいいから旅に出たい!

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« フォールガイ | トップ | 夜明けのすべて »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画評論サ行」カテゴリの最新記事