股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ドント・ルック・アップ

2021年12月30日 14時53分52秒 | 映画評論タ行

製作年:2021年
製作国:アメリカ
日本公開:2021年12月24日
監督:アダム・マッケイ
出演:レオナルド・ディカプリオ,ジェニファー・ローレンス,ロブ・モーガン

さえない天文学者ランドール・ミンディ教授(レオナルド・ディカプリオ)と教え子の大学院生ケイト(ジェニファー・ローレンス)は、あるとき地球衝突の恐れがある彗星(すいせい)の存在に気付く。二人はオーリアン大統領(メリル・ストリープ)とその息子であるジェイソン補佐官(ジョナ・ヒル)と対面したり、陽気な司会者ブリー(ケイト・ブランシェット)のテレビ番組に出演したりするなどして、迫りくる危機を世界中の人々に訴えようと奮闘する。しかし二人の熱意は空回りし、予期せぬ方向に進んでいく。
共にオスカーを受賞したレオナルド・ディカプリオとジェニファー・ローレンスが主演を務めたコメディー。地球に接近する巨大彗星(すいせい)の存在に気付いた天文学者と教え子が、世界中にその事実を伝えるべく力を尽くす。監督・脚本は『マネー・ショート 華麗なる大逆転』などのアダム・マッケイ。共演には『テキサス・ロデオ』などのロブ・モーガン、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』などのジョナ・ヒルのほか、ティモシー・シャラメ、アリアナ・グランデ、ケイト・ブランシェット、メリル・ストリープらがそろう。

地球に接近する彗星の存在に気付いた科学者たちが、世界にその事実を伝えようと奮闘する物語。これでもかというくらい超豪華な俳優陣が勢揃い。さすがNetflixさん、お金持ってますね。隕石が落下する内容の映画や、地球滅亡のネタは「アルマゲドン」「ディープインパクト」最近観たのだと「グリーンランド」などがありますが、本作は危機感や緊張感を持たせつつ、今までにないようなブラックコメディ要素も盛り込まれていて新鮮でした。彗星の存在を信じる者、信じない者。支持率ばかり気にする者。地球滅亡が迫っているにもかかわらず、それでも金儲けをしようとする者。「みんな、もっと緊張感を持とうよ!」と思いつつも、実際そういう状況になった時ってこれがリアルなのかもしれない。ニュースキャスターさえもミンディの話をまともに聞こうともしない。芸能人のゴシップネタのほうが気になるし視聴率も取れる。人間って自分が危機的状況にならないと信じようともしないし信じたくもない哀れな生き物だと感じてしまいました。SNSの情報に踊らされたり、環境問題を軽視したり、社会風刺が効きすぎていて面白かった!誰も真面目に聞いてくれなかったら「あんたもあんたもあんたも死ぬ!」って言いたくなるケイトの気持ちがわかる。笑っちゃいけないけど笑えました。
新型コロナウイルスだって“信じる者”と“信じない者”がいる。こういう世の中だからこそ、余計に色々と考えさせられた映画でした。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
コメント
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