股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ

2021年12月07日 17時11分38秒 | 映画評論ア行

製作年:2021年
製作国:アメリカ
日本公開:2021年12月3日
監督:アンディ・サーキス
出演:トム・ハーディ,ウディ・ハレルソン,ミシェル・ウィリアムズ
映画『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』オフィシャルサイト

地球外生命体のシンビオートは、ジャーナリストのエディ(トム・ハーディ)に寄生したものの、食欲を制限されてストレスを溜め込んでいた。そんな折、未解決事件を追うエディは、刑務所に収監中の死刑囚クレタス・キャサディ(ウディ・ハレルソン)と再会する。猟奇殺人を繰り返し、死刑執行が迫るクレタスは突然エディの腕にかみつき、彼の血液が普通の人間とは違うことに気づく。
マーベルコミックに登場するキャラクター、ヴェノムを主人公にした『ヴェノム』の続編。原作では凶悪なヴィランとして描かれているカーネイジが覚醒したことにより、世界が闇に包まれていく様子を映し出す。監督と脚本を手掛けるのは『ブレス しあわせの呼吸』などのアンディ・サーキス。トム・ハーディが主人公を続投し、カーネイジを『スリー・ビルボード』などのウディ・ハレルソン、女性ヴィランを『007』シリーズなどのナオミ・ハリスが演じている。

凶悪な地球外生命体ヴェノムに寄生された男の運命を描いたシリーズ2作目。前作の内容の振り返りも無いので、本作から観始めた人は「なんで人間にエイリアンが寄生してるの?」と思ってしまうので1作目も観ましょう。
もはやエディとヴェノムをやり取りは夫婦漫才のようになってきましたね。「喧嘩してるけど、結局あんた達って別れないんでしょ?」という妙な安心感さえ感じさせる。今回もCGやVFXを使ったヴェノムの気持ち悪さと怖さと迫力が見事でした。それに加えて新キャラのカーネイジの気持ち悪さも楽しめました。映像技術に関しては文句は無いのだけど肝心の脚本が雑でした。一般人や警察を巻き込んだ大量殺戮をするくらいの、カーネイジの凶暴性をもっと見たかったし、最後は仲間割れってオチはつまらない。クレタスとシュリークの生い立ちや関係性もあっさり描きすぎ。98分という短めの上映時間で話にスピード感を感じさせるものの、単純で予想がつく展開が続きました。ドンチャン騒ぎしている間に気付いたらハッピーエンドになっていた感じ。個人的にはお笑い要素は要らなくて、シリアス路線でいってほしいところ…。時々化け物になる元カレのことを気にし過ぎる彼女のことを、それでも愛せる婚約者のダンの鋼の精神が実は一番最強なのかもしれない。
意外だったのはやっぱりラストシーンですね。ていうか最後のシーンのために作った感がある。来月公開のあの作品とコラボするってか!?どうなるのか楽しみですね!

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
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