股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

街の上で

2021年12月21日 17時16分58秒 | 映画評論マ行

製作年:2019年
製作国:日本
日本公開:2021年4月9日
監督:今泉力哉
出演:若葉竜也,穂志もえか,古川琴音,萩原みのり,中田青渚,成田凌
映画『街の上で』公式サイト

下北沢の古着屋に勤務している荒川青(若葉竜也)は浮気されて振られた恋人を忘れることができなかった。ときどきライブに行ったりなじみの飲み屋に行ったり、ほとんど一人で行動している彼の生活は下北沢界隈で事足りていた。ある日、美大に通う女性監督から自主映画に出演しないかと誘われる。
『愛がなんだ』などの今泉力哉監督が、下北沢を舞台に紡いだ群像劇。自主映画への出演依頼が舞い込んだ青年の数日間と、女性たちとの交流を描く。ドラマ「ブラックスキャンダル」などの若葉竜也が主演を務め、穂志もえか、古川琴音、萩原みのりらが共演。岩井澤健治監督作『音楽』の原作者で漫画家の大橋裕之が今泉監督と共同で脚本を担当した。

下北沢を舞台にした男女の群像劇を描いた本作。男女の考え方の違いや、恋愛に対する価値観の違いなど、繊細に丁寧に描かれている作品でした。恋心だけでなく、友達としてどう見えるか、どう思うかについても描かれており、ちょっとしたことで相手を傷付けたり怒らせたり、笑わせたり幸せにしたり…そんなことの繰り返しで人生って進んでいくのだと改めて気付かされました。淡々として起伏があまり無い内容ではあったものの、日常を切り取った、ちょっとした場面で登場人物たちに共感してしまいました。こんな映画が今の若者言葉でいう“エモい”というものなのかな?下北沢に久しぶりに行ってみたくなった。

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
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