股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

SEOBOK/ソボク

2021年12月03日 11時01分18秒 | 映画評論サ行

製作年:2021年
製作国:韓国
日本公開:2021年7月16日
監督:イ・ヨンジュ
出演:コン・ユ,パク・ボゴム,チョ・ウジン,チャン・ヨンナム
映画『SEOBOK/ソボク』オフィシャルサイト

余命宣告を受け死の恐怖と向き合う元情報局員ギホン(コン・ユ)は、国の極秘プロジェクトによって誕生した人類初のクローン「ソボク」(パク・ボゴム)を護衛する任務に就く。謎の組織から襲撃され、危険な状況を切り抜けていくうちに、二人は少しずつ心を通わせ始める。しかし、人類の救いにも災いにもなり得るソボクを奪おうと、組織の追跡は激しさを増していく。
謎の組織から狙われるクローンと、彼を護衛する元情報局員の運命を描いたSFサスペンス。何者かに襲撃され危機をくぐり抜けていく中、死ぬことのないクローンと、死から逃れられない男との間に奇妙な絆が芽生える。メガホンを取ったのは『建築学概論』などのイ・ヨンジュ。元情報局員を『サスペクト 哀しき容疑者』『新感染 ファイナル・エクスプレス』などのコン・ユ、クローンをドラマ「ボーイフレンド」「青春の記録」などのパク・ボゴムが演じる。

不老不死のクローンの少年と、彼の護衛する余命宣告を受けた男の運命を描いた本作。“永遠の命と限られた命”、“クローンと人間”…どちらが幸せなのか。本当の幸せとは何なのか。SFアクション映画ではあるけれど、ギホンとソボクが心を通わせていく展開は人間ドラマでした。生きてきた道は違えど、互いに孤独を抱え、自分が何故生きているのかも分からない。過去を後悔しているギホンと、未来を悲観しているソボク。2人の姿を見ていると切なく苦しくなりました。そして人はいつか死ぬから、毎日を大切に生きようと思いました。
ソボクが特殊能力を使うシーンでのVFXやCGは見応えがありました。ソボクと母親の関係性やこれまでの生活と、不老不死の定義をもっと詳細に描いてくれたら感情移入や感動が出来たかなと思います。中盤のギホンとソボクの交流も中だるみを感じてしまった。もう少し話に新鮮味があれば良かったかもしれない。
内容は以前観た「The Witch/魔女」とちょっと似ている。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
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