股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

セッション

2015年04月19日 00時40分49秒 | 映画評論サ行
製作年:2014年
製作国:アメリカ
日本公開:2015年4月17日
監督:デイミアン・チャゼル
出演:マイルズ・テラー,J・K・シモンズ,メリッサ・ブノア,ポール・ライザー,オースティン・ストウェル
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名門音楽学校へと入学し、世界に通用するジャズドラマーになろうと決意するニーマン。そんな彼を待ち受けていたのは、鬼教師として名をはせるフレッチャーだった。ひたすら罵声を浴びせ、完璧な演奏を引き出すためには暴力をも辞さない彼におののきながらも、その指導に必死に食らい付いていくニーマン。だが、フレッチャーのレッスンは次第に狂気じみたものへと変化していく。
サンダンス映画祭でのグランプリと観客賞受賞を筆頭に、さまざまな映画賞で旋風を巻き起こした音楽ドラマ。ジャズドラムを学ぼうと名門音楽学校に入った青年と、彼にすさまじいスパルタ的指導を行う教師の姿を追い掛けていく。メガホンを取るのは、『グランドピアノ 狙われた黒鍵』などの脚本を手掛けてきた俊英デイミアン・チャゼル。主演は『ダイバージェント』などのマイルズ・テラーと『JUNO/ジュノ』などのJ・K・シモンズ。熱いドラマはもちろん、マイルズが繰り出すパワフルなドラミングにも圧倒される。

第87回アカデミー賞では助演男優賞ほか計3部門を受賞した本作。監督は28歳の若さで本作が長編2作目となるデイミアン・チャゼル。彼自身が高校時代に経験した鬼コーチのスパルタ指導のトラウマを元にして作られたそうです。予告編を観てから気になっていました。これは…ジャンルで言うと何になるのだろう。ホラーのようなアクションのような…今までに感覚でした。J・K・シモンズが演じる鬼教師フレッチャーの狂気のレッスンに鳥肌が立ちました。対する生徒のニーマンも、また内に秘めた恐ろしい狂気を持っています。2人の対決は最後まで見ごたえ十分です!J・K・シモンズの怪演は凄すぎる!プロとして妥協の無いフレッチャーの指導は“いじめ”“熱血”“パワハラ”“愛のムチ”何が答えなのか分からないほど恐ろしかった。映画が始まってからあっという間に終わってしまった感じ。まだまだ観ていたい気分。ラストは「そこで終わるの!?」と意外でしたが、よく考えてみるとラストシーンは互いの狂気が最高潮に達した圧巻のシーンであり、心地よささえ感じられました。ドラムの事を何も知らない僕ですら「うわぁ~、すげぇ~」って思いました。107分の曲を聴かされたような、リズム感とスピード感、緊張感に圧倒されました。こっちが作品賞で良かったんじゃない?

この作品の評価・・・・★★★★★★★★★★
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