股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ソロモンの偽証 後篇・裁判

2015年04月14日 07時02分17秒 | 映画評論サ行
製作年:2015年
製作国:日本
日本公開:2015年4月11日
監督:成島出
出演:藤野涼子,板垣瑞生,石井杏奈,清水尋也,富田望生,前田航基,佐々木蔵之介,夏川結衣
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被告人大出俊次の出廷拒否により校内裁判の開廷が危ぶまれる中、神原和彦は大出の出廷に全力を尽くす。同様に藤野涼子も浅井松子の死後、沈黙を続ける三宅樹理に証人として校内裁判に出廷するよう呼び掛ける。涼子は柏木卓也が亡くなった晩、卓也の自宅に公衆電話から4回の電話があったと知り…。
宮部みゆきのミステリー巨編を映画化した『ソロモンの偽証』の後編。男子生徒の転落死により動揺が広がる中学校内で、生徒たちが自主的に行う校内裁判の様子を臨場感たっぷりに映し出す。前編同様成島出監督がメガホンを取り、佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、黒木華といった実力派キャストが集結。オーディションによって選出された生徒役たちも続投する。裁判によって明らかになる、ショッキングな真相に言葉を失う。

クラスメートの死は自殺なのか?それとも同級生が殺したのか?先月に観た前編に続き、後編を鑑賞。結末が気になっていたので上映前からワクワクしていました。しかし、前編の重厚感と緊張感はどこへやら…。完全に失速していました。校内裁判がメインとなるストーリー展開は良かったのですが、証人が次々と出廷していき、真実に近づいていく過程はドキドキしましたが、事件の真相が判明しても大した驚きは無かった。話を大きくして大きくして結局はそんなオチだったのかと少しガッカリしました。そういうオチなら仕方ないが、それでも登場人物たちのそれぞれの描写が足りなくて何も共感できなかった。神原くんが何故あんなに自分を責めるのかが分からないし、柏木くんがあんな事をした背景もよく理解できない。なんだか“1人のサイコパスな生徒がいました”という印象しか残らない。前編が良かっただけに…勿体ない!!
しかし生徒役を演じた新人たちの演技は今回も素晴らしかったです!大人たちに負けないくらい感情のこもった演技でした。主演の藤野涼子さん、今後注目の俳優の1人になりました。校内裁判という初めての体験が出来たので、観て良かったです。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆
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