日々徒然に

今日はどんな一日で明日はどんな日にしよう?
 今日があることを感謝。
  あしたを考える一日をつくりたいね……

参議院選挙だった……

2013年07月21日 | Weblog


こんにちは……
夏らしい毎日が続いています。
散歩の途中で今年初の蝉の声を聞きました。ニイニイ蝉でしょうか。
働いていると、夏休みといえば、お盆休みくらいでしょう。その休日にむかって当面頑張る…というところです。一年の節目があるとしたら、夏はお盆でしょう。
お盆に故郷へむかうという行為が日本人には大事な行事なのでしょう。

お盆について、ポルトガル人作家のモラエスが『徳島のお盆』とうなかでお盆について書いていたように思います。神戸の領事館勤めをしていたころに、モラスが日本人のオヨネと結婚しますがオヨネが亡くなります。その後、徳島にきてポルトガルへ日本の生活を書いた記事を送り生活しました。そこでオヨネとめぐり合い一生を徳島で過ごしました。その生活を描いた作品で「徳島のお盆」です。徳島ではお盆といえば「阿波踊り」です。
一年い一度、ご先祖さまとめぐり合うお盆の意味を日本人の文化として紹介した作品でした。

日本人にとっては年中行事の一部ですが、そのなかには日本人がいかに先祖を大事にしているのか、ということを書いています。
その日本人のやさしさがお盆という形で表現されているのが「徳島のお盆」だったと思います。お盆とは先祖の霊があの世から帰ってきて家族と一緒に楽しいひとときを過ごし、また帰っていくという日本古来の信仰に基づく行事です。
そんなことを思うと、日本人はキリストのクリスマスと同じ位置にあるのでしょう。
この夏、日本各地でいろいろなお祭りがあります。どれも、平和をモチーフとした形。今年は、どんなお盆になるのでしょうか。


いよいよ子どもたちの待ちにまった夏休みがはじまったようです。近所の市民プールでは多くの親子連れが遊びにきています。子どもたちの冒険の季節、といってもいいでしょう。この、夏休みは自分だけの場所をさがして、友だちと遊ぶのいいでしょう。

子どもを主演にした「サタンドバイミー」という映画があります。
休みの二日間のできごとを映画にした物語です。子どものたちの好奇心をうまく描いているものでした。
子どもは大人や青年やテレビ、雑誌のことの世界が本当にあるのだろうかと、という好奇心がいっぱいです。それを、確かめてみたい時代だと思います。だれの邪魔されず、子どもたちだけでそれを確かめる……という世界が大切なのでしょう。社会のなかではまだ、力も弱い弱者ですが、社会にいといろ影響されながら生きています。それでも、大きくなるための時間が必要なのでしょう。だから、大人や社会は、危険のないように周りでみてあげるだけでいいのではないかと思えた映画でもありました。

とは言え、この時期共働きの両親にとってはいろいろ大変なようです。とくに、都会で暮らすひ人はとくに思います。まして、最近、子どもを傷つける事件が多い、ときいては心配なことでしょう。 
世界で一番信じあえる人は、当面家族なのでしょう。だから、時間が許す限り一緒に遊ぶ時間をめんどうくさがらずに付き合ってみることが大事な夏休みだと思いますが。


今日(21日)は選挙の日でした。それも、第23回参議院議員選挙でした。
はやいもので、4日に公示されたと思いきや、もう投票日です。これまでの事故や事件、あるいは社会状況を考えてみて「今、政治に一番必要なものはなにか…」ということを考える一日でもあるのでしょう。

思えば、昨年、衆議院選挙がありました。
結果は、与党であった民主党が惨敗、自民党が圧勝で終わりました。その結果、「アベノミクス」が出てきて、また「憲法96条改正」が出、自衛隊を軍隊にするということも出てきました。その結果、沖縄にはオスプレイが配置され、住民無視の計画が実行されました。

そして、象徴的なことは「原発再稼働」でした。あれほどの惨事をまねいた福島第一原発を修復するどころか、いつまた地震がおこるともわからないなかの再稼働という政治をはじめたのでした。まったく、ひどいものだな、と思いました。いまだに、原発事故の修復も避難住民の安全も確保されないなか、強行されようとしていることをみると、いったい政治は人の命と暮らしをどう考えているのだろうかと思います。

さらには、TPPへの参加が言われるようになりました。これは、前回説明したとおりになり、ますます農業や教育、医療なども社会にくらすふつうの人々の生活を圧迫する結果をまねくのだと思います。農業の100パーセント自給自足はなくなるでしょう。医療にいたっては、国民皆保障がなくなり、生活保護も軽くなり、自治体破産さえたくさんでてくるのでしょうか。
事実、アメリカのデトロイトでは自治体破産が起きました。かつては、自動車産業を中心に繁栄をしたデトロイトでさえこの結果です。今では、刑事事件が多発し、救急車も3分の1が稼働せず、人口減少が続いているという。日本では北海道の夕張市は記憶にあたらしいと思います。
いったい、国は市民のためになにをやろうとしているのか……という疑問は大いに残ります。

『強い日本を取り戻す』のではなく『弱い市民からなにもかも取り上げる』政治になってきているのではないかと思えます。
『強い国』なんていりません。『強くなる』ということは一方で『弱くなる』ということが出てくるのです。その弱くなった市民を救うのが政治だと思えます。
安倍政権は『アベノミクス』という経済政策で、円安・株高、規制緩和、減税で大企業や裕福な人を富ませ景気をひっぱってもらおうという政策だ。しかし、富裕層は富は得たがそれを市民に分配するほど余裕がないのか、強欲なのかまわさない。その代わり、ますます正規社員を減らし、契約社員をやといいつでも解雇できる状態をつくっている。その結果、正規社員の負担が大きく精神障害などが多発している。事実、精神疾患(躁鬱病患者)が増えている。

やっぱり、なんかおかしい……。
「ねじれ国会」というけれど、この参議院でおかしいと思うところを再度審議させる機関。「ねじれ」も必要だと思います。悪いことのように報道されますが、結局、「ながいものにはまかれろ」という考えが新聞にはあるかのように思えます。これでじゃ、政治はよくならないのにねえー。



今週もまた歯医者に通っている。
一年に一度は必ず通うことになっているようだ。今度はお盆明けに行くことになっている。それにしても、総入れ歯になるのも時間の問題だろうと思った。できれば、へんなことなのだが勤めている間にそうするようにしたものだ。なぜななら保険がまだ生きていて使えるからだ。

こんなことは自慢にもなんにもならないが、仕方がないことだと思っている。自分の歯でゆっくり食事する時間もまだある。おいしいものをみつけてはその時がくつまで頑張るしかないように思う。

さて、明日はきっと自民党の圧勝……という記事がでているだろうか。
今日の朝の新聞にアメリカのデトロイトのことが書かれていた。デトリオトは自動車産業で世界をリードした町である。その町が財政非常事態宣言を出した。なんということ……。失業率は50%、185万人いた人口は半分になったそうだ。公立学校は閉鎖もした。デトロイト市の負債総額は1兆8000億円。

日本の国の負債総額は1000兆円だそうだ。こんな数字をみるとデトロイトは対岸の火事ではない。いま、定年で生きている人のとっては到底払える額ではない。すべて、次世代の人たちへの負債でもある。
一回の政治参加くらいでは到底解決するような金額ではない。でも、頂上をめざす山登りも、まずは一歩からはじめるしかない。

それでも、私は私の責任を果たしたから仕方がない。
未来のために、一票を投じても世の中の流れには逆らえないのだろうか?
そう、思えた一日だった。

さて、さて日本はこれからどうなるのか。
まあ、いまよりはよくならないのだろうと思う。
そんなことを思いつつ今日はこれまで……。
暑さも続くようで、くれぐれも読者の皆様もご自愛ください。
*読んでくださった方、ありがとうございました。