日々徒然に

今日はどんな一日で明日はどんな日にしよう?
 今日があることを感謝。
  あしたを考える一日をつくりたいね……

春まだ遠し…一歩前へと思う

2012年03月18日 | Weblog


 一週間のご無沙汰でした。
 「暑さ寒さも彼岸まで」といいます。
 今年は、温かさが少し遅れているように思います。昨日、九州で「春いちばん」の便りをききつつも、関東へやってくる風を楽しみに待っている次第です。私の住む町には、都営墓地があるので駅前は、墓参りの人たちが日々増えています。

 温かさを感じて、一年の始まりを家族や兄弟姉妹での墓参りではじめる日本の行事は季節の「節目」ということではなくしてならないものでしょうか。

 さて、今週は慢性的な残業は多い1週間でした。これを解決する手段はもう、私のての中にはないような気がします。
 もう、経営者の責任でしょう。本当に社員の健康を考えれば必要なことなのだと思います。まだ、土日は休日がありますから、そこで全てのストレスを解いて始まっているような生活です。

 ただ、こんな1週かですが、唯一いいこともあります。それは、通勤に1時間30分のため、時間をみつけては通勤読書にせいをだしている毎日です。ちなみに、100頁くらい読めてしまうのですから…。満員電車のすきまを探しては読書に励んでいます。少しずつなれてきたおかげですね…。なんせ、都心から埼玉県にむかう朝の通勤は、混雑する上りではないため、けっこう座れることが多いのですよ。

 しかし、帰りは座っていると本を片手に居眠りをしているありさまですが…。ちなみに、新宿駅の午前零時の中央線は朝並みの混雑にはまいってしまいます。
 それにしても、いまだに余震があることには不安を覚えるこのごろでもあります。さらに「首都直下型地震」の予想もだされていることもあるとなると、少し揺れると「ドキッ」っとします。それは、仕方のないこととは思いますが…。




◎北朝鮮、人工衛星(光明星号)発射を予告(3月17日/東京
 北朝鮮が16日に予告した「実用衛星」の打ち上げは、長距離弾道ミサイルの開発の予告か。北朝鮮側は故金日成生誕100年(4月15日)を記念しての打ち上げ…と。

 これに対して米国は反発。「極めて挑発的行為」と非難している。もちろん、日本もこれ避難に追随する形となっている。
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 たかが人工衛星打ち上げ…と思うが、ことが北朝鮮だからこんなに騒ぐのであろう。まして、米国にとっては天敵みたいな存在でもある国のこと。今後の世界をリードしていきた米国にとっては北朝鮮を起こしてはいけないように見える。だから、なんにつけ文句をいう。はっきりいって、今後のアジアの支配力が弱まることが懸念される事態を怖れているからだろう。
 
 そのために、米国の北朝鮮への「食料支援」を見送りこともあるとおどしをかけたいた。まさに、アメとムチ…。

 よーく考えると、日本の新聞もどちらかというと米国よりで、その真意は不明だと思う。だから、北朝鮮の本当は今後どうなって報道されるかはジャーナリストの活躍次第ともいえる。茶の間の話題を提供するような報道では真意は伝わらないし、日本は米国と一緒に非難しつづけるだろう。

◎吉本隆明氏死亡(3月16日)
 吉本隆明が16日に87歳でなくなった。詩人でもあり評論家でもある吉本隆明氏の功績をたたえている。60年安保や学生運動に大きな影響力をもった偉大な思想家の死を惜しむ声もある。
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 私の時代は1980年代。それほど読まれていなかった。なんせ、学生運動も下火であったのだろう。読んでいる人もいた。吉本隆明全詩集を買い込んでいた人もいた。現在、彼がどこで何をしているのか不明だが…。

 しかし、少なからず社会を考えていた学生にとっては影響力をもった思想家だと思う。意味が不明なところもあった(僕は理解不明だった)。それでも、社会にむけたメッセージは肌で感じていたのだと思う。
 いまでは遠い存在。いまでは、隆明より娘のばななの方がわかりやすい。そいう時代なんだと…つくずく思った。

 ※また「スクラップ」はじめした。日々の新聞の断片を切り抜いて、わたしなりに述べていこうと思います。

 

▼第29作品 寅次郎あささいの恋
 第一発目!!。
 私は。「男はつらいよ」シリーズ48作品のなかで、29作めが好きです。それは、寅んがいつもマドンナに恋をして生き生きしているなかで、本当に恋が成就する際にこの男はどうなるのか…という残酷な思いがあるからです。こんなに、恋をして愛をつくるときどうなるのか?という私の思いがあるからです。

【あらすじ】
 物語は京都から始まる。
寅さん、京都の葵祭りで老人に会う。老人は「嫁にいびられ寂しそうな思えた」老人に声をかける。それが老人に気に入れられて老人宅に招待される。そこは、陶芸家の大御所で有名な陶芸家の家だった。

 そこで、働いていたかがり(いしだあゆみ)に会う。かがりは将来を嘱望された若い陶芸作家に恋をしていた。しかし、若い陶芸家は自分の陶芸のために資金など工面してくれるであろう女性と婚約を決めてしまう。老人もいつか、かがりと若者の二人は結婚するものと思っていたが、これを聞いて憤慨する。かがりを呼びつけ、なぜ結婚したいと言わなかったのか責めた。「そんなことでは、いつになっても幸せはつかめない」とも叱責してしまうだった。

 失意のかがりは陶芸所を辞めて、生まれ故郷の丹後に帰ってしまう。そんなとき、また寅さんが訪問する。しかし、もういない。その理由を老人から聞いていなくなったことを老人の叱責のせいだと、怒ってしまう。
 寅はかがりに慰める言葉をかけてやりたいと思い、かがりのいる丹後に尋ねる。話しをして、寅は帰ろうとするが連絡線の最終便にまにあわず、かがりの家に泊まることになってしまう。

 夜、かがりは本当の寅の気持ちを確かめようと勇気をもって寝間にいくが、すでに寅は狸寝入りになってしまっている。
 翌日、寅はなにもなかったことに安堵しつつ柴又に帰ったのだった。
 かがりの気持ちはいまださめず。(老人の言ったことを思い出したのであろう)寅のいる柴又を訪ね、鎌倉でのデートを申し込む。
 デートをしていくなか、優柔不断の寅があらわになっていく。かがりはいつもの寅でないこと気づく。こんなはずじゃなかったと思い分かれる。
寅の目にも涙があった。

 その後、物語は、長野で商売している寅のところに旅先で陶芸家の老人にまた会うことになる。これまでの思い出話をするだろう気配をつくって終わる。

◎監督/山田洋次/脚本/山田洋次・浅間義隆/ゲストスター/いしだあゆみ・柄本明・片岡仁左衛門/ロケ先/京都・長野・鎌倉/封切り/1982年8月7日/110分
◎参考図書「キネマ旬報№1516号」/朝日新聞日曜版/完全版「男はつらいよ」の世界・吉村英夫著・集英社


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【感想】
 私が29作目が好きな理由は、女優のいしだあゆみさんがとても気持ちの強い役をやっていたころにひかれたからだ。決心の強さをもってせまる人間らしさ……がよかったとおもうからです。
 本当に好きなひとがいたら、地位も財産もなくていい…とい強さを見せ付けれたような気がしました。
 現実は厳しいものですが、本来こんな形で愛を成就していくしかない……ということもかがりの気落ちの強さなのだろうと思えました。
 あとは、どうにかやっていく覚悟ができているか、確かめたかったかもしれない。

 それに比べたら、寅のなんとも情けない対応だった。恋はして元気になるが、愛は性的イメージがいつもついてくる、ということへの拒否感があったのだろうか。
 これは、男として寅を情けないということではなくて、寅自身の女性に対する美学のようなものだろうと思えました。

 事実、妹さくらの質問にたいして「バカヤロー。あんな美人でしかも賢い人が、俺みてえなヤクザな能なしにの男を、どうこう思うわけねじゃねえか」といいわけで応えています。

 撮影後のインタビューにしだあゆみさんは、渥美清という役者を「信州の上高地にいるような清涼感のある人でした」(朝日2011/5/8)と評しています。NGも40回出したシーンもあったそうです。

 いつもの寅さんが、寅さんらしい恋の流れが違うところもこの作品の魅力だと思います。
 今回は、その流れが面白いと思って紹介しました。
 失恋するということは同じでしたが、ちょっと違うことがよかったですね。
 いつもの「水戸黄門」のマンネリではあります。、いつものパターンが演じられない「男はつらいよ」終わるのですが、この作品は男と女の哀愁を感じさせた映画だった思います。

 ※今回は、好きな女優のいしだあゆみさんが出ている作品を1回目にしました。次回からも、私の趣味でランダムに紹介していこうと思います。
 誰がみても、寅のようなフーテンは嫌われ者としていますが、こんなに魅力的に、みんなに慕われている男は映画のなかでだと思います。でも、こんなシーンをいつも、ひと思い出して楽しくなる自分がいます。
 「男はつらいよ」という映画はそんなところがいいのだと思います。こんなシーン、自分もあったなあ……などと思い出すこともあるでしょう。
 なさけない、ことも恥じもかきつつ生きていく、でもこれだけは言っておきたい強がり……みたいな寅がいいのです。
 では、次回を楽しみに……

寅さんコーナー ※詳細はこちらでどうぞ。




最近は、日ごろの疲れからか休みの散歩と昼寝ぐらいが楽しみになっています。「お彼岸」で、親戚、身内があつまって墓参りの様子を近所でみかけます。久しぶりに兄弟があつまった家族の様子もみます。

 まあ、友と集まったようには楽しくは見えませんが、なかなか集まることがない人たちがこの日だけは集まるということも大事なことでしょう……。大切な一日には変わりはないのですが。

 集まる……といえば、移転後、営業と現場が完全に分離にされて、営業にいる友達とも飲む機会がなくなっていくます。
 時間をさがして……と思っていますがなかなか調整がうまくいきません。
 移転は、結局、仲間も分離させた形になっています。あと健康なら10年ばかり……とおもうと、いまさらあわてても仕方がないと思っています。
 月末には絶対、計画し行きたいと思いますが……。さて、さてどうなるのか。

 また、地震があったようです。小さな地震ですがけっこう多いのには気になります。

※『workingスポット』はお休みです。


*読んでくださった方、ありがとうございました。
 

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