日々徒然に

今日はどんな一日で明日はどんな日にしよう?
 今日があることを感謝。
  あしたを考える一日をつくりたいね……

9月も終わりました……今年もあと三ヵ月

2014年09月28日 | Weblog

 こんにちは。
 朝夕、すずしくなってきました。秋ですね。
 散歩にでかけると、秋の花がさきはじめています。秋の七草(ハギ/キキョウ / クズ/フジバカマ/オミナエシ/ オバナ/ナデシコ)を見かけます。多摩川ではオバナ(すすき)がたくさんみられるころになってきました…ね。
 涼しさをとおりこして、徐々に寒くなってきます。季節の変わりめ、体調が変化についていけなくなってしまうので気をつけたいものです。

 多摩川では、太公望があつまりアユでしょうか、朝から元気に釣りをしている光景を見かけます。一心不乱で釣棹を何度もふっては挑戦しています。
 アユがあかかると、太公望全員ではしゃいでいました。
 こんな時間もいいものです。釣はのんびり釣り糸を追いかけて、魚と真剣勝負。一匹も釣れなくてもいいと思いつつ遊ぶのがいいですねえ…。
 神社では秋祭りもやっていました。天気もいい、涼しい。秋祭りにうってつけの気候です。神社の周りでは屋台を囲んで楽しむ家族に会うことができます。どこからか、子どもの歓声がきこえて路地をはいってみると運動会もやってました。
 いまは、人の活発に動けるいい季節だと感じます。

 さて、今週はどんな一週間だったでしょうか。
 韓国の仁川でアジア大会が行われていました。水泳や柔道では選手の頑張りで金メダルが驚異的な数になっていました。日本人の活躍は楽しいものです。
 これが五輪では、なかなかメダル獲得まではいかないことを考えると、さすがに世界は強いなあ、と思えます。それでも、アジアでは一番なのですから大変な偉業ということになるのでしょう。
 ただ信じられない事件がありました。「アジア大会の競泳男子日本代表の冨田尚弥選手が韓国メデァのカメラを盗んだ」というニュースが飛び込んできました。信じられない……。ということでしょうか。こんなことがあるんですね。報道関係のカメラはきっと、最高級のカメラだったにちがいありません。本人も警察当局に盗んだことを認めているとのこと。
 これは、事件を起こした選手だけの問題ではなくなって日本スポーツ界にたいへんな問題を投げかけた事件になったことだと思えます。今後の対応がどうなるか……。

 長野の御嶽山が爆発しました。
 紅葉の季節で多くの登山者もいました。噴火したとき、いのちからがら下山した人たちのザックや洋服には火山灰がセメントのようについていたのが印象的でした。まるで「自然が怒っているようです」
 活火山の噴火。いずれ噴火するのは承知していても、今とはだれも予測がつきません。そんな中の噴火だあったのではないかと思います。これが、自然のでしょう。亡くなった方もある様子です。けが人も多数でていました。
 集中豪雨による被などと同様に自然の驚異は身近になってきたように思うこのごろです。地震もおなじです。
 日本人は自然をこよなく愛した民族でした。昔から文学の分野でも自然をよく詠んでいます。俳句はそのさえたる文学作品でしょう。その自然が怒っているような自然では、人間も怒りっぽくなっているようにも思えます。

 今月、沖縄の辺野古への米軍基地移設問題が焦点になっていた選挙で名護市議選で反対派が過半数をとった……というニュースがありました。これでも、国は基地移設を強行してます。地方自治は無視とはいったいどうなっているのかと思います。
 沖縄では名護市の辺野古でけでなく、沖縄県東村高江でも6カ所のアメリカ海兵隊のヘリパッドが建設されようとしていると聞きます。そのヘリパッドにオスプレイを飛ばす予定であるともいいます。これも、同じように米軍の沖縄県民の生活や自然をこわす原因をつくっていると報道されています。
 沖縄で辺野古が報道がされていますが東村の山原でも米軍による反対運動が続けられています。


 9月も終わりです。
 少しは涼しくなってきて、本も落ちついて読める季節になってきました。
 詠む季節はめぐってきたのですが、やはり読むには時間と本を買う予算が必要になる、とつくづく思ったひと月でもありました。
 月のはじめ。今月の新刊書を調べればでるわでるわ…で買った本に追いつかないほどの本がでています。あれも、これもと思うですがなかなか読めないのが実情のようです。さらに、最近は本が高いのに気がつきます。新刊はでるがなかなか手がだせません。ですから、図書館に行ってはみるものの、人気作家は予約待ちが多い状況です。
 それもと、読める範囲でと思いとった本です。どんな思いで、どんな感想をもとめてみました。

 最近、再読も必要な本もあります。仕事の関係でもう一度読んでおこうと思っている本も多数ありました。まあ、無理せず読んでいこうと思います。今月は先月に続き、山田太一の小説が面白かった。さらには、集会やデモに参加して思うことは、つくずく日本の歴史をもっと知らないといけないなあ、という思いがありました。それも、戦中から戦後の歴史。日本がどうやって今の政治までたどりついたのかということを知る必要があるなと思います。

 歴史は、一瞬にしてできてしまうのではなく、その状況ができる前後にじわじわと人の動きがあります。その一つを知ることが過去から未来に続ける歴史ができあがるのだといえます。とくに、今の政治状況をつくったのは戦後の占領下での出来事だと思います。そんなことを思い『敗北を抱きしめて』をとってみました。

  
◎女は男のそれをセクハラと呼ぶのか/山田秀雄(角川)
 この本は、仕事の関係で読むようになった本です。職場でも、通勤電車でもありとあらゆる場所で気になる事実です。この世に男女ががいる限り永遠につづくテーマでもあるのでしょう。他人事とは思わず読んでいました。

・企業には、そこではたいている人に対し、安全かつ良好な職場環境にすべく配慮する義務がある。そのため、社員のセクハラ事件を発生させた場合には、会社が就業環境を整えなくてならない(p33)

・肩や背中に触ることをスキンシップと称する人がいれば、宴会でのチークダンスやカラオケのデュエットと部下とのコミュニケーションと思い込んでいる人もいる。相手が嫌がっているのにまったく気づかない輩もいる。セクハラの悲喜劇はそこにある。これらの悲喜劇の背後では、男性中心の文化が崩れてきているにもかかわらず、それについていけない、あるいは理解できない男性のうろたえぶりに混乱している姿が垣間見える(p37)

・セクハラ防止で一番大事なことは、「相手の意思に反する行為」「相手が望まない行為」はよくないことだ(p49)

・まず、自分の妻や子供など親しい人がされて嫌がることはしない(p53)

・人間関係において、さわやかさを感じさせる人は、この相手との距離を的確に測れる人手はないだろうか(p50)

・いろんな意味で裁判まで持ち込むのは、最後の手段だと考えた方がいい。その前にできるだけ問題を解決する方法を考える(p160)


【セクシャルハラスメント加害者にならない十か条】

第一条 同僚や部下の女性を食事やデートに誘うことはよい。ただし、断られたり、断りにくそうな曖昧な態度をとったら決して深追いしない。

第二条 食事やデートの誘いを断られても、次の日から急に態度を変えない。仕事とプライベートを分けるというのは、断れたことへの私的な感情を仕事に待ち込まないことである。

第三条 上司が部下の女性を慰労の意味で誘うときに、あとでセクシャル・ハラスメント等と疑われたかったら、複数の情勢を誘うべし。純粋にねぎらう慰労の趣旨なら一対一の飲食は必要ない。

第四条 飲食の誘いに「仕事」と話をからめない。ひと昔のノミュニケーションの発想は要注意。

第五条 酒席ではセクシャル・ハラスメント発生の最大の温床と心得ること。

第六条 酒席ではカラオケのデュエットやダンスの誘いはOK。ただし、抵抗あるいは逡巡されたら潔く引き下がるさわやかさが必要。

第七条 酒席では酌を要求する。上司の隣に女性が配置させる行為なは配慮いしたつおりでもセクシャル・ハラスメントになる危険性大。

第八条 モテたつもりであとでセクシャル・ハラスメントになる上司と部下の不倫関係。

第九条 軽い性的冗談や軽微なボディータッチも状況をわきまえないで繰り返されるセクシャル・ハラスメントが成立。

第十条 「ウチの女の子」「…ちゃん」づけで対応することは、ジェンダー・ハラスメント(社会的な性差別)になりやすいので親しい関係ではない限り要注意。


 【感想】
 男女関係が以前よりもより厳しくなってきた。
 事実、職場でも通勤電車でも女性が被害者になる形が日々、多くなってきた(後日つづく……)


◎冬の蜃気楼/山田太一(小学館)


◎飛ぶ夢はしばらく見ない/山田太一(小学館)


◎敗北を抱きしめて/ジョン・ダワー(岩波書店)





 9月も終わります。
 今月はどんな月であったのでしょうか。
 ぼくは今月、反原発集会に参加して思ったのですが、これは原子炉が廃炉になるまでの運動ではないのだろうということがわかります。おおよそ、放射能が消滅するのは40~50年かかるのだそうです。ぼくは、この世にはいないでしょう。これからも、放射能の危険はあるわけです。
 日本の政治がどんなに変わろうと「原発」は永遠の問題でしょう。日本には54基の原発があります。今年の夏はどれも稼働することなく、夏をのり越えたと行進していました。……かといっても、まだまだあるのです。鹿児島の川内原発が再稼働する計画です。日本のエネルギーは、これからどうなっていくのでしょうか……。

 とりあえず、次世代に負の遺産をおしつけないことが肝心なことでしょう。
 一方で憲法9条問題。さらには憲法27条、憲法28条なども悪くなっているということがいわれています。
 「生存権なくディストピア社会」といわれているようです。これは憲法27条労働者の権利をいった条項です。いろんな疑問があっても、生活の基盤で生活のが安定しなければ「憲法9条」もあぶなくなる……ということでしょう。
 そんなことを考える9月でした。
 きっとまだまだあるのでしょう。少しずつ、考え行動していきたいと思います。
*読んでくださった方、ありがとうございました。