日々徒然に

今日はどんな一日で明日はどんな日にしよう?
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  あしたを考える一日をつくりたいね……

58年目の短い盆休み

2014年08月17日 | Weblog



 こんにちは……
 8月も半ば、不安定なお天気に毎日悩まされています。盆休みも故郷へ帰って一息いれてきたところでしょうか。短い盆休みはいかがでしたか。
 いまごろは、休みの疲れを休めているころでしょうか。
 立秋がすぎてから、日の出が少しずつ遅くなっていくようなってきました。散歩道を歩いていたら、セミの亡骸を多くみるようになりました。

 今年はなにかと物騒なニュースばかりで、平和さえも危うい年なのでしょうか。ニュースでは「69年目の夏」という記事が多くみられた夏でもあったように思えます。
 あいかわらず、日本と韓国、中国戦争時代の歴史に認識がちがっているようで外交はギクシャクしています。さらには「集団的自衛権行使」「憲法改定」となれば、アジアの国々からは日本の未来に不安をいだくのは当たり前かも知れません。それを外交で話し合いで解決していこうという安倍政権の動きがみえないのは、危険な兆候です。このまま、中国や韓国にたいして、戦争の反省を「歴史」の中から見つけ出していく作業がなかれば、いつのまにか「力・暴力」によって解決しよういう関係になっていくのではないかと危惧します。

 8月15日に靖国神社で若者(大学生らしい)に今日という日についてインタビューしたニュースが報道されていました。そのなかで「日本はどこと戦争をしていたかわかりますか」という「どこだっけ…」「わからない」という回答にはあぜんとしてしまいました。全部の若者がそうだとは思いませんが、これにはびっくりしました。これが現実の8月15日の日本なのでしょうか。
 なぜなんでしょうね……。今、起っているところはどんなところなのかということもわからないのでしょうか。ちょっと、怖い気持ちになりました。

 「平和」という言葉は、生きて生活していくうえで社会の目標のようなものだと思います。今の政権は「積極的平和」といっています。積極的……??
 積極的はいりません。市民の声を政治に反映させればいいだけなのだと思えますが、それを「積極的平和」とい言葉がぬきんで出て、安倍政権は平和をつくろうしているようです。
 政権をとった政党の「平和」に関する考えもバラバラとうことなのでしょう。そこには、利害関係でがんじがらめになっている平和が見え隠れしているように思えます。

 こうした、なにもわからないうちに事がすすめらていくことがいちばん危険な時代かもしれません。「なぜこうなるの…」「わからない」という時にいっきに政治が多くの法案をつくり、気がついたときにはがんじがらめになっていてなんの解決策もなくなって進んでいく政治にほんろうされていくことは、これまでに経験してきたはずなのに忘れてしまっている……そんな時代ではないかと思えました。

ここに戦争はいつ終わったのか…という問いに、とても分かりやすく応えている文があったので紹介しておきます。(2014/5/18/東京新聞「時代を読む」/内山節)

  第二次世界大戦はいつ終わったのだろうかと思うときがある。国としての戦争は、昭和二十(西暦一九四五)年八月十五日終了した。しかし、たとえば、その後ソ連軍の捕虜となりシベリアに抑留された人々の終戦はいつだったのだろうか。数年後に日本に帰ることができた日なのか、抑留中に亡くなった人たちにとては、終戦はあったのだろうか。

 空襲によって焼け出され、その後も苦しみ抜いた日々を過ごさなければならなかった人たちにとっての終戦は、いつだったのだろうか。昭和の終わりに近づいていたころ、私は夫の南方戦線で行方不明になった夫の帰宅をいまも待っているおばあさんに出会ったことがある。このおばあさんにとっては、戦争はまだ終わっていなかった。

 こんなふうに考えていくと、昭和二十年は、国としての戦争が終わったにすぎなかったのである。戦争の時代を生きたきた人々にとっては、まだ終戦は訪れていなかった。
 いや、正確に述べれば、昭和二十年に国としての戦争が終わったのかどうかも疑わしい。日本としては八月に無条件降伏をしたのだから、それで終わったというかもしれない。しかし戦争の目的は、相手を倒すことではなく、その後の統治をへて、戦勝国に都合のよい社会や世界をつくることである。だからたとえばイラク戦争では、アメリカはフセイン政権を倒すことには成功したが、その後の統治に失敗し、都合のよい世界をつくることができなかったという意味では、戦争に勝ったとはいえないのである。

 このような視点から考えると、アメリカの対日戦争は昭和二十年に終わったのではなく、都合のよい日本をつくりあげることによって終了したと思った方がよいのかもしれない。
 とするとアメリカにとって都合のよい日本とはどのような日本だろうか。それは同盟国としての日本ということも、価値観を共有する日本ということもできる。アメリカ的民主主義やアメリカ的経済観を共有する日本ということになる。

 そしてそのために必要なことに、日本の社会のなかに蓄積されていたさまざまな記憶の抹殺があた。そのなかには大東亜共栄圏を目指した強国日本の記憶や、大日本帝国憲法とともにつくられた社会の記憶を抹殺することも含まれていた。しかしそれだけではなく、日本文化や日本的自然観、コミニュティーなどの記憶を消し去ることも、また課題だったのである。
 もちろん大東亜共栄圏を目指した帝国主義時代を、きちっと総括しておくことが必要だ。日本の社会がもっていた負の部分を改革することも大事な課題だ。

 しかしアメリカにとっての目的は、そういうことも含むさまざまな記憶を抹消することによって、都合のよい日本をつくることにあった。戦争が都合のよい世界をつくるということにあるなら、最終目的な目的は、その社会の記憶を抹消し、自分たちの価値観を共有させることにある。とすると、いま日本の政権のおこなっていることも、ひとつの戦争なのかもしれない。まぜなら、改憲をもくろんだ集団的自衛権の確立や近隣諸国の敵国視などをとおしてすすめられている政策の背後には、何よりも平和を望み、戦争を否定した戦後の記憶の抹消にあるからである。


※すこし長めの文章でした。この文章が8月のいまいちばんぴったりくるように思えます。




 私にとって58年目の夏。
 今年も毎年の行事でもある墓まいりや、故郷に帰ることもなくなった分、都内のあちこちで行われているイベントに参加していました。
 故郷というところは、生まれた場所でもあります。また、そこに私をこの世に出してくれた父母がいる土地でもあります。生前は、無理をしてまでも、その父母に会いにいっていましたが、亡くなってからは疎遠になっていくようです。いまでは、それに代わって、私たちが子供の故郷になっているのでしょう。年々代々、それが受け継がれ、故郷は移動していくのだろうと思います。

 今年は盆休みは、趣向を変えて都内のめずらしいところを見学したり、体験してきました。
 一つには、新宿でのフルーツ専門のお店での食事会。なんとも、フルーツだけで昼飯を済ませようと魂胆でいったのですが、まあ、けっこう混雑していました。それでも予約をして行ったおかげで時間とおりには食事ができました。世の中にはこんな食事もあるんですね……。

 さらに、久しぶりに歌舞伎にいってきました。
 行っていることは良く分からなくても、身振り手振りでなんとなく分かるので面白いと思います。なんといっても、喜怒哀楽の表情が豊かであるのでわかるように思います。わたしなんか、にわか歌舞伎ファンなのであまり詳しいことはわかりせん。それでも、伝統芸能というのでしょうか、日本人の感情をゆさぶられる幕もありました。
 要は、人間の滑稽さや醜さを見事に芸で表現しているのが歌舞伎ではないかと思います。それも、江戸時代から受け継がれてきた芸ということもあって、こんな風に昔の人も楽しんでいたのだろうか…と思えました。

 年々、盆休みの形が変わっていくようです。来年はどんなことをやっておるのでしょうか。健康であれば、家族で山登りにでも生きたいものです。


 今年の盆休みが終わりました。
 みんさんはどんな盆休みであったでしょうか。都会の盆休みは、人も車も少なくていいです。静かな都会を感じることができます。
 公園にいっても人もまばらであるし、けっこう穴場なのではないかと思えますが……。

 また、ボチボチ仕事の生活にもどっていきます。いまのところ、仕事が以前よりはちょっと面白くなってきたように思えます。
 それが事実に去年の健康診断では「胃の再検査」だったのですが今年は「異常なし」でした。これも日々のストレスがなくなったからかもしれません。
 
 また、暑さをさけていた休止していた山歩きを再開しようと思います。のんびり、近所の山をあるいてこようと思います。
 今年はなんにつけ、集団的自衛権…という言葉がついてくる年になりそうです。自分の国の将来を左右する政治状況がだんだん身近になってくるように思えます。どんな内容になるかはこれから少しずつ、現れてくるのではないのでしょうか。これが、安倍政権が本当にやりたかったこと…ととして出てくるのではないのでしょうかね。そんな状況もみながら、出来る範囲で参加していこうとも考えています。それについての勉強も好奇心をもってやっていきたいです……。みなさんもキャンプに山登りに観光地にと、きっと楽しいお盆休みをとったことだと思いますが……。
お疲れ様でした。また、明日からがんばんりましょうか。

※今年の夏は、雨の被害が多いようです。天気も集中豪雨ばかりです。ニュースなのでは洪水で避難されている地域もあるようです。いったい地球にどんな変化がおこりつつあるのでしょうか?
それでは、読んでくださった方、ありがとうございました。