日々徒然に

今日はどんな一日で明日はどんな日にしよう?
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  あしたを考える一日をつくりたいね……

国会延長で思う…

2007年06月24日 | Weblog
 つい最近関東地方にも入梅入り宣言がだたと思いきや、連日の快晴にすこしおどろいています。このままだと、今年は水不足が相次ぐのだろうかという不安もよぎりました。
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 金曜日にはJR東北線の架線の断裂事故で停電し、通勤時間の早朝から2時間ばかりで電車がストップ。満員電車に閉じ込められた乗客がとうとう線路に降りて歩き出した光景を会社のテレビでみていました。私の勤める会社の人の中にもこの停電事故で何人かはあの光景の真っ只中にいたのでしょう。電車は停まっても人は仕事に向かっている…。世の中の働く人はどこぞの国会議員の居眠り国会議員よりよっぽど勤勉でまじめなと思った瞬間でした。そして、この人たちが税金を納め、どんな条件でもそして苦しくても頑張って日本の経済を支えているのだろうなナ…とも思いました。
 一方、北海道苫小牧の食品加工卸会社「ミトーホープ」の牛ミンチのはずが、豚肉、鶏肉の混入していたという「虚偽表示」(不正競争防止法違反というのだそうです)をしていた。それを指示していたのが社長だというのだから驚き…。いったい私達は、本モノを食べているのかという不安が残りました。
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 さらに政治…。
 国会が与党の都合で延長されました。なにが何でも強引という気がする法案を延長国会で採決させてしまおうというのは、自民、公明という会社のノルマ達成の形でやっているように思えてきた延長宣言でした。
 教育では沖縄の「集団自決」記述を教科書から削除することを決めた文部科学省。本土で始めて戦争を経験した沖縄に再び暗い影をお年ははじめている。
1994年「軍官民共生共死の一体化」で3か月のアメリカとの攻防戦の末20万人の犠牲者を出した悲劇の島。そのなかで、「敵に投降するものはスパイとみなして射殺する」と軍に警告されてきたことも、少しずつ、小さな証言を掘りこしながらやっと事実として歴史に光があたり「真実」がでてきたのだろう。
 さっそく沖縄県議会は削除に対し、与野党全会一致で反対案が可決さました。
 消されるということはこれまで沖縄が戦争で悲劇が後世に伝わらなくなってしまうという危険性があると思います。それも戦争の本質が見えずらくなっていくことだと思います。戦争で国民は結局だれもとくをしない…どころか市民の犠牲の方が強いられるということが消されていくということだと思います。
 ちょうど家永教科書裁判が長い歴史の中で未だに解決をみないように、一度失ったものを取り返すことは長い時間がかかります。
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 最近「戦争のできる国」ということを聞きます。その足がかりとしてこれまでの戦争に関する残虐な記述を消そうという動きが活発なように思えます。
 「太平洋戦争」の侵略性の否定や、南京大虐殺、従軍慰安婦など日本の歴史から削除しようとする動きはこれまでにありました。
 戦争は一見、痛みも伴わないようなところから市民の記憶から消し去られ、始まってしまうとその同じことを繰り返すことはこれまでの歴史ではないかと思います。
 そして最近また「イラク法案」が延長されたという事実も関係しているところなのでしょう。
 日本には世界に誇れる憲法9条の重要性がますます理解されていい時期にきたのではないかと思います。
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 季節は「政治の季節」に入って来ました。私達にできることは、この政治に参加す時一票を大切にすることから始まると思います。
*読んでくださった方、ありがとうございました。