“パルクール”を採り入れた超人的なスタント・アクションが評判を呼んだリュック・ベッソン脚本・製作のフレンチ・アクション「アルティメット」を、リュック・ベッソン自ら脚本を手がけてハリウッド・リメイクしたクライム・アクション。主演は、これが最後の主演作となってしまった故ポール・ウォーカーとオリジナル版にも主演した“パルクール”の創始者ダヴィッド・ベル、共演に「アイアン・フィスト」のRZA。監督はベッソン作品で編集を手がけ、これが長編監督デビューのカミーユ・ドゥラマーレ。
あらすじ:2018年のアメリカ、デトロイト。郊外には高い壁で隔離された犯罪地区、通称“ブリックマンション”があった。そこは廃墟ビルが林立し、暴力とドラッグがはびこる無法地帯。ある日、腕利きの潜入捜査官ダミアンがこのブリックマンションに送り込まれることに。目的は、ブリックマンションのボス、トレメインによって盗まれ、起動された中性子爆弾の爆発を阻止すること。タイムリミットはわずか10時間。驚異的な身体能力を持つ地元の無鉄砲男リノを案内役に、いざブリックマンションへと足を踏み入れるダミアンだったが…。
<感想>故ポール・ウォーカーが潜入捜査官を演じ、アクロバッティックなアクション“パルクール”に挑戦している。彼が撮影終えていた作品としては最後のものとなる。オリジナルは2004年制作のヒット作で、屋上から屋上へと、転々と飛び移るアクション描写が好評を博した。と同時に、同作に出演した“パルクール” の共同創始者でスタントマン出身のダヴィッド・ベルが、今作でも同じ役を演じて、ポール・ウォーカーとの絶妙なコンビネーションを見せている。もう殆どダヴィッド・ベルの神技レベルの“パルクール”をたっぷりと堪能できます。
アクション映画に好んで出演していたポール、肉体の限界に挑戦して、楽しんで、屋根から飛び降りたり、それに、「ワイルド・スピード」でお馴染みのポールの十八番であるカー・アクションも見どころの一つ。無法地帯と化した街を暴走するド迫力のカーチェイスシーンはもち、手に汗握る思いでした。
本作の見所はもちろん、全編に渡り怒涛のように続くアクション!ビルからビルへと飛び移るジャンプや、高い塀を軽々とよじ登るなど、クールかつスマートに所狭しと暴れまくる。
2人の前に立ちはだかる麻薬王を演じるのは、伝説的ヒップホップグループ「ウータン・クラン」のリーダーであり、映画監督、俳優としても活躍するRZA。非道だけではない、彼なりの信念を持った悪役象を見せている。ちなみに本作の9割がほぼスタントなしで、まさに全身全霊で挑んだポールの最期の勇姿を、眼に焼き付けようではないか。
ポール演じるダミアンは、父親の復讐のため、リノは恋人を取り戻すために手を組み、トレメインの悪の巣窟へ潜入するも、トレメインに見つかってしまう。
「ゴー・ファースト 潜入捜査官」(2008)に出ていたカタリーナ・ドゥニがリノの恋人ローラを演じていた。悪役の女に変態プレイするドMの女がいるが、これはお遊びなのかなぁ。危なく恋人のローラがレイプされそうになる。これって、必要ないと思った。それに、大男のボデイガードの強いことといったら。脳天にブロックをガツンとやるしかないね。
だが、ダミアンが市長に呼ばれ、「トレメイン一味に盗まれた爆弾の処理」を頼まれる。実はその裏に市長の「ブリックマンション」を一掃する考えがあり、そこへ潜入捜査を頼まれたダミアンもろとも爆弾で排除してしまおうという考えだったのだ。
ところが、悪党RZAもバカではない。ロシア製のロケットミサイル核弾頭に取り付けた爆弾にスイッチが入り、タイムリミットが近づく中、爆破もろともミサイルが発射という、なんとも恐ろしい計画。どちらにしろ爆弾を解除しないとデトロイト市民300万人もろとも吹っ飛ばされるのだ。
もちろん、ダミアンが爆弾を解除するのだが、ロケットミサイルは解除できない。刻々と迫る緊迫感の中で、悪党RZAが「3000万ドルを送金せよ」と要求する。慌てる市長、市には金はないのだ。
2人は悪党RZAの人質になるも、いつもの身体能力で脱出。外へ出ると屋上のスナイパーの狙撃に狙われ、スクールバスに隠れるもヤバイ。すると、バスの底板を外して逃げる。そして、スナイパーのところへ行き、そのライフルを取り返して、爆破装置を撃つとは驚きでした。
その後は、敵のRZAと話し合い市長の部屋へと。市長の悪事がニュースで流れ逮捕される。次の市長候補に悪党RZAが立候補するとはね。
昨年11月に交通事故で急逝したポール・ウォーカーの最後の主演作となるわけで、これからだって大いにスクリーンで楽しませてくれる俳優さんだったのに、
この映画が最後になるなんて本当に残念。「ワイルド・スピード」新作には出演してくれるかなぁ、期待したいです。
2014年劇場鑑賞作品・・・284 映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング
あらすじ:2018年のアメリカ、デトロイト。郊外には高い壁で隔離された犯罪地区、通称“ブリックマンション”があった。そこは廃墟ビルが林立し、暴力とドラッグがはびこる無法地帯。ある日、腕利きの潜入捜査官ダミアンがこのブリックマンションに送り込まれることに。目的は、ブリックマンションのボス、トレメインによって盗まれ、起動された中性子爆弾の爆発を阻止すること。タイムリミットはわずか10時間。驚異的な身体能力を持つ地元の無鉄砲男リノを案内役に、いざブリックマンションへと足を踏み入れるダミアンだったが…。
<感想>故ポール・ウォーカーが潜入捜査官を演じ、アクロバッティックなアクション“パルクール”に挑戦している。彼が撮影終えていた作品としては最後のものとなる。オリジナルは2004年制作のヒット作で、屋上から屋上へと、転々と飛び移るアクション描写が好評を博した。と同時に、同作に出演した“パルクール” の共同創始者でスタントマン出身のダヴィッド・ベルが、今作でも同じ役を演じて、ポール・ウォーカーとの絶妙なコンビネーションを見せている。もう殆どダヴィッド・ベルの神技レベルの“パルクール”をたっぷりと堪能できます。
アクション映画に好んで出演していたポール、肉体の限界に挑戦して、楽しんで、屋根から飛び降りたり、それに、「ワイルド・スピード」でお馴染みのポールの十八番であるカー・アクションも見どころの一つ。無法地帯と化した街を暴走するド迫力のカーチェイスシーンはもち、手に汗握る思いでした。
本作の見所はもちろん、全編に渡り怒涛のように続くアクション!ビルからビルへと飛び移るジャンプや、高い塀を軽々とよじ登るなど、クールかつスマートに所狭しと暴れまくる。
2人の前に立ちはだかる麻薬王を演じるのは、伝説的ヒップホップグループ「ウータン・クラン」のリーダーであり、映画監督、俳優としても活躍するRZA。非道だけではない、彼なりの信念を持った悪役象を見せている。ちなみに本作の9割がほぼスタントなしで、まさに全身全霊で挑んだポールの最期の勇姿を、眼に焼き付けようではないか。
ポール演じるダミアンは、父親の復讐のため、リノは恋人を取り戻すために手を組み、トレメインの悪の巣窟へ潜入するも、トレメインに見つかってしまう。
「ゴー・ファースト 潜入捜査官」(2008)に出ていたカタリーナ・ドゥニがリノの恋人ローラを演じていた。悪役の女に変態プレイするドMの女がいるが、これはお遊びなのかなぁ。危なく恋人のローラがレイプされそうになる。これって、必要ないと思った。それに、大男のボデイガードの強いことといったら。脳天にブロックをガツンとやるしかないね。
だが、ダミアンが市長に呼ばれ、「トレメイン一味に盗まれた爆弾の処理」を頼まれる。実はその裏に市長の「ブリックマンション」を一掃する考えがあり、そこへ潜入捜査を頼まれたダミアンもろとも爆弾で排除してしまおうという考えだったのだ。
ところが、悪党RZAもバカではない。ロシア製のロケットミサイル核弾頭に取り付けた爆弾にスイッチが入り、タイムリミットが近づく中、爆破もろともミサイルが発射という、なんとも恐ろしい計画。どちらにしろ爆弾を解除しないとデトロイト市民300万人もろとも吹っ飛ばされるのだ。
もちろん、ダミアンが爆弾を解除するのだが、ロケットミサイルは解除できない。刻々と迫る緊迫感の中で、悪党RZAが「3000万ドルを送金せよ」と要求する。慌てる市長、市には金はないのだ。
2人は悪党RZAの人質になるも、いつもの身体能力で脱出。外へ出ると屋上のスナイパーの狙撃に狙われ、スクールバスに隠れるもヤバイ。すると、バスの底板を外して逃げる。そして、スナイパーのところへ行き、そのライフルを取り返して、爆破装置を撃つとは驚きでした。
その後は、敵のRZAと話し合い市長の部屋へと。市長の悪事がニュースで流れ逮捕される。次の市長候補に悪党RZAが立候補するとはね。
昨年11月に交通事故で急逝したポール・ウォーカーの最後の主演作となるわけで、これからだって大いにスクリーンで楽しませてくれる俳優さんだったのに、
この映画が最後になるなんて本当に残念。「ワイルド・スピード」新作には出演してくれるかなぁ、期待したいです。
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