パピとママ映画のblog

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100歳の華麗なる冒険 ★★★

2014年11月15日 | アクション映画ーハ行
スウェーデンのベストセラー小説「窓から逃げた100歳老人」を映画化し、ヨーロッパ各国で大ヒットを記録したアドベンチャーコメディー。100歳の誕生日に老人ホームから逃走した男性が繰り広げる、成り行きまかせの珍道中が展開する。監督は、俳優としても活動しているフェリックス・ハーングレン。スウェーデンを代表するコメディー俳優ロバート・グスタフソンが、爆弾専門家として世界史の重大シーンに立ち会ってきた主人公の青年期から100歳までを演じ切った。

あらすじ:かつて爆弾の専門家として各国要人と渡り合い、数々の歴史的事件に立ち会ってきたアラン(ロバート・グスタフソン)は、100歳の誕生日に老人ホームを抜け出す。その後予期せず高額のお金が入ったケースを手に入れた彼は、ギャングと警察両方から追跡されるハメに。途中出会った個性的な仲間たちを巻き込んだ珍道中を通し、アランは自身の波瀾(はらん)万丈な人生を思い返していく。

<感想>スウェーデンのベストセラー小説を映画化したアドベンチャー・コメディです。100歳の老人のあてのない旅を、激動の20世紀を生きてきた彼の波乱万丈の過去を交えて、ユーモアたっぷりに描いている。
何があっても動じない超マイペースな主人公のアランが魅力的です。ですが、人間100歳とのなれば、足腰が不自由になり頭もボケ症状で、まさかこんな冒険なんてできるはずがありませんからね。バーベキューコンロにテキーラをかけて火柱が、って危ないですよね。

この主人公を演じた俳優さんが、50歳でコメディー俳優ロバート・グスタフソンが演じているのだから、何だか当たり前のように思えてなりません。
老人ホームを抜け出して、小銭で行きつけるところまでバスに乗って行く。その時に、ギャングらしき若い男のスーツケースを預かるのだが、バスが出るのでそのままそのかばんを持ってバスに乗ってしまう。

行きついた駅で、70歳のユーリウス(ビクランデル)と出会い、意気投合する。スーツケースの中には札束がどっさり入っていて、そのかばんを持ったまま彼と一緒に珍道中を続ける彼らは、期せずしてギャングや警察から追われる身に。ところが、老人アランもボケているとはいえ、スキンヘットの若者がカバンを取り返しに来ると、後ろから頭をハンマーで殴り、そのまま冷凍庫へ押し込み、殺してしまう。その遺体を梱包して、外国へいく船に乗せる。

それから、ヒッチハイクみたいに公園で若者の車に乗せてもらい、象のいる女性のところで暫く休む。

そこは、サーカスから盗んできた象がいて、女性も青年と仲良くなり、そんな物語の合間に、アラン爺ちゃんの少年時代やら、独学で爆破について学んだことや、その専門知識を生かして、フランコ将軍を助けたり、って、

これは橋に爆弾を仕掛けているうちに、嫌になって上に上がるとそこへたまたまフランコ将軍の車が通りかかり、立ちどまった瞬間に端が爆破されたというラッキーな展開。


そして、レーガン画集国副大統領と対面するなど、その後はソ連のレーニンにも。酷いのが、フランスとソ連の間でスパイ活動するのが笑える。さまざまな重要人物と交流した過去を持つアラン。
彼はいったい本当にそんな時代を生きて来たのか定かではないが、物語としては面白おかしく描いて「人生は成り行きまかせ、なるようにしかならない」という、勝手にのんきに生きているアランの人生論が素晴らしいというのか、それで良かったのかは、映画だからして私には理解するのは無理です。
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