パピとママ映画のblog

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ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル★★★★

2018年04月08日 | アクション映画ーサ行

不思議なボードゲームが巻き起こす大騒動をロビン・ウィリアムズ主演で描いた95年の大ヒット・アドベンチャー「ジュマンジ」の20年後の世界を舞台に贈る痛快アクション・アドベンチャー。テレビゲームの世界に迷い込んだ主人公たちが、数々の想像を絶する恐怖の試練に晒されるさまをアトラクション感覚いっぱいに描き出す。主演は「ワイルド・スピード ICE BREAK」のドウェイン・ジョンソン、共演にジャック・ブラック、ケヴィン・ハート、カレン・ギラン。監督は「バッド・ティーチャー」「SEXテープ」のジェイク・カスダン。

あらすじ:学校で居残りをさせられていた4人の高校生スペンサー、フリッジ、ベサニー、マーサは、地下の倉庫で“ジュマンジ”という古いテレビゲームを発見する。ためしにそれぞれキャラを選んでプレイしようとしたところ、いきなりゲームの中に吸い込まれてしまう。気がつくとそこは鬱蒼としたジャングルで、4人は性格も性別も真逆のゲームキャラの姿になってしまっていた。現実世界に戻るためには、敵キャラ、ヴァン・ペルト一味の追撃をかわしながら、難攻不落のステージをクリアしていかなければならなかった。しかも与えられたライフは3回で、使い切ったらゲームオーバー。あまりにも理不尽な状況に放り込まれた4人は、それでも生きて現実世界に戻るべく、それぞれのスキルを駆使して目の前の難関に立ち向かっていくのだったが…。

<感想>前作のを観ましたが、だいぶ前なので忘れてしまいました。何ですか、全世界で物凄いヒットになっているみたいですね。4人の高校生が主人公で、冒頭の浜辺で「ジュマンジ」が拾われるという設定は、前と同じだそうで、前作が95年の出来事であり、この場面が96年となっていて、そこも辻褄が合っているという。それに、調べてみると悪役の名前がヴァン・ベルトという同じ名前であり、でも、内容的には独立していて、前作をあまり気にしなくてもいいと思いますね。

ですから、前作のとはまったく別物であるようなので面白かったです。まるでTVゲームですよね、展開が速いので、良質のゲーム実況を見ている感じでした。ロックさまが出演と思ってたのに、中々でてこないのでがっかりしてたら、初めは高校生の部分をじっくりと描いていたんですね。

ゲームの世界へ入ると、高校生たちがそのままゲームの世界へ来るのじゃなくて、それぞれが選んだゲームキャラクターの姿と能力を持って現れるんですから。例えばロック様が演じるブレイブストーンは、肉体派であらゆるスキルを持つ冒険家のヒーローの役なんです。

しかし、中身はあのヘタレのスペンサーなんだから、筋骨隆々の大男なのに、表情や仕草がちゃんと現実世界のゲームオタクになってるところ。ライフが残り1になると「無理だよ〜!」といきなりビビりだすところとか、さすがにロック様の演技の巧さに拍手ですよ。

それに、アメフト部のフリッジは、フィンバーという中身はフリッジとは対照的に足が遅くて小柄な動物学者で、武器の持ち運びの担当者でもあるとか。

美人で性格が我儘で、スマホがなくては生きていけないベサニーは、なんと、オベロン教授になっていた。もち男でジャック・ブラックが演じていて、地図の専門家でデブ親父だが、中身がベサニーなので女言葉で喋るのも受けて笑いが止まらなかった。そのギャップが笑えますね。

そして、シャイで真面目ながり勉少女のマーサには、ラウンドハウスといって、タフでセクシーな美女の戦士になっていて、格闘の腕は抜群だが、毒に触れると即死するという。演じているのが、カレン・ギラン。

というバラバラなライフスタイルの4人。そのあたりは、役者陣の演技の見せ所といったところ。特に中身が違う派手好きの高校生だったベサニーを、ジャック・ブラックが演じているところが上手いので面白かった。あの顔とスタイルで、完璧に女の子になりきった感じでセリフが笑えたし、くねらせる身体もそれらしくて上手い。

フィンバー役のケヴィン・ハートもロック様とのやりとりが面白くて、自分は本当はフィンバーになりたかったのではという感じがミエミエでした。この2人は、前作の「セントラル・インテリジェンス」でコンビを組んだばかりで、そりゃもう息があうはずですからね。

この作品の特徴というか、ゲームの中だから、“ライフ”という腕に3本線の黒い刺青があって、2回までは死んでも生き返る(空から落ちて来る)という設定も楽しかった。それが、単なる設定というだけじゃなくて、それを物語の展開に活かしているところも良かった。

ゲームの世界は危険がいっぱい! ベサニー(ジャック・ブラック)が、背後の川に潜んでいたカバに食べられる場面。凶暴なサイの群れに突進されるし、崖から水中へと飛び込むシーン、ジャングルで謎の敵組織に追われるシーンなど迫力のアクションシークエンス。主人公たちの乗るヘリコプターがサイの大群に追いかけられる場面などなど。

アドベンチャー映画としての見せ場もたくさんあるけれど、このゲームの中で住む世界が違う高校生たちの、心が通じあっていくところが感動的でした。

しかも高校生の心情を演じているのが、大人の俳優さんたちで、みんな上手いんですよ、これが。

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