私はパンフルートの音を立ち上げふくらませて行く過程を3段階にとらえています。
みなさんは管を移動しながらパンフルート演奏をする時「間違えるのではないだろうか」
「この位置であっているのだろうか」など不安な気持ちで吹いていませんか。
この気持ちは「自信なさげに吹いているな」とか「音さえ出てればよいという形だ」とか
聞く人には「おそるおそる吹いている」ような余裕のない演奏に聞こえます。
練習の時から音を立ち上げる形をみつけ、作り上げていきましょう。
音の立ち上がりは「いきなり頂点まで広げて行く」のではなく、頂点に達するまでの間を
意図を持って3段階に分けていきましょう、
1、立ち上げるきっかけ。吹き込みは力まず優しく。
2、立ち上げ後の膨らませ。瞬時ではあるが立ち上がった音の形を感じて膨らませて行く。
3、実用音。最大音に達する前にキラキラと輝く位置があります。見つけましょう。
何気なく吹くのではなく、五感で分析・工夫しながら音作りを行なってください。
その「意図・工夫」は自分でも感じることができるし、聞く人にも伝わります。
風の音パンフルート制作工房 広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)
連絡先 080-5235-7664 082-894-0854 panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで