風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

音の立ち上げ3段階で表情を込める

2018-12-07 | パンフルート演奏研究

私はパンフルートの音を立ち上げふくらませて行く過程を3段階にとらえています。

 

  

 

みなさんは管を移動しながらパンフルート演奏をする時「間違えるのではないだろうか」

「この位置であっているのだろうか」など不安な気持ちで吹いていませんか。

この気持ちは「自信なさげに吹いているな」とか「音さえ出てればよいという形だ」とか

聞く人には「おそるおそる吹いている」ような余裕のない演奏に聞こえます。

練習の時から音を立ち上げる形をみつけ、作り上げていきましょう。

音の立ち上がりは「いきなり頂点まで広げて行く」のではなく、頂点に達するまでの間を

意図を持って3段階に分けていきましょう、

1、立ち上げるきっかけ。吹き込みは力まず優しく。

2、立ち上げ後の膨らませ。瞬時ではあるが立ち上がった音の形を感じて膨らませて行く。

3、実用音。最大音に達する前にキラキラと輝く位置があります。見つけましょう。

何気なく吹くのではなく、五感で分析・工夫しながら音作りを行なってください。 

その「意図・工夫」は自分でも感じることができるし、聞く人にも伝わります。

 

  

 

 

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)

連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで