パンフルートの音質をみると重い音と軽い音があるように分析しております。
「チビタケナガシンクイ虫]という竹の組織を食い荒らす虫がいる日本では、予防加工が
行われます。
一例の「竹を煮出す」方法では音質にも影響を及ぼし、柔らかく鈍い音になります。
日本の自然界にこの虫が存在する以上、この措置後の竹を使わざるを得ません。
虫のいないヨーロッパで作られた竹のパンフルートは硬く鋭い音がします。
「ハキハキとした鋭い立ち上がり」の音を横目に「イイナ」と感じながら、煮出した竹の鈍
い音を立ち上げる努力を工夫しながら行っております。
しかし両者の音には一長一短があり工夫を重ねれば鈍い音も「表情豊かな」音となり得ます。
まずは両者の性格を知ることが第一歩であります。
風の音パンフルート制作工房 広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)
連絡先 080-5235-7664 082-894-0854 panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで