柔らかい音の反応は鈍いのです。これを逆手にとって特徴ある音作りを展開していきます。
柔らかい音の反応は鈍いので音の立ち上げ時「ツー」のような破裂音が出るタンギング
は厳禁です。
打てば響く硬い音のパンフルートでは「ツー」で効果的に音は発生いたしますが、柔ら
かい音のパンフルートでは乱流ではなく清流を吹きかけましょう。
1つ1つの音を小さく確実に立ち上げて膨らませていく動作を覚えましょう。
タ行タンギングでは「トー」が比較的滑らかな音で立ち上がります。
母音では「ウー」「オー」は行は最も立ち上がりがきれいで「フゥー」「ホォー」
を研究してみてください。
一瞬で立ち上げる音は感情のこもる余地はありませんが、優しく立ち上げて膨らませて行
く音には演奏者の意思が入り豊かな音を届けることができます。
風の音パンフルート制作工房 広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)
連絡先 080-5235-7664 082-894-0854 panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで