goo blog サービス終了のお知らせ 

風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

昨日の作業・パンフルート吹き込み

2014-07-27 | 楽器の手入れ・育てる

毎日綿々とパンフルート作りは続けておりますが、その一こまを紹介いたします。

   

 新製作パンフルートには「ならし運転」が必要です。   今年4・5代目のキュウリの誘引のための柵を設置。

昨日は夏の日差しが強く照りつける一日でしたがパンフルート工房内で新製作楽器、主にNO・202の松の木テノ

ールパンフルートを中心に吹き込み作業をおこないました。

完成まもないパンフルート管は同種の素材で組み立てられており分子的には同じ構造ですが、不思議なことにいざ

めいめいが発する音となると統一感のないバラバラな音となるのです。

テノールパンフルート一組23人が「あっちむけホイ」の状態です。

   

ここでコンダクターの役割の私の登場ですが、その管の音を他の22人に聞いてもらうためひたすら吹き続けます。

全管まんべんなく音を出してなじませるのが理想ですので、曲を1オクターブ上下させたり音域の広いピアノ曲など

を練習がてら吹いています。

ちなみに曲目は ひこうき雲・D調 映画「風立ちぬ」主題歌

        マイ・ハート・ウイル・ゴーオン・C調 映画「タイタニック」主題歌

        ノクターン第20番遺作・E調 ショパンピアノ曲

などです。

パンフルート製作販売を行なっております。お問い合わせは080-5235-7664またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまで

見学・パンフルート教室も受け付けています。広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パンフルート在庫品の虫干し

2012-07-26 | 楽器の手入れ・育てる

            梅雨でたっぷり湿気を含んだパンフルートは日陰でリフレッシュします。

    

         パンフルート工房軒先のぶどう棚              軽トラックの荷台が最適な場所

 今年も梅雨があけ湿度も下がり始めたので母屋2階に避難してあったパンフルートたちを外の日陰に出して虫干しを

します。

竹の組織は中に水分を含み易い構造になっていますから外気にあてて水分を吐き出させます。

直射日光にあてると管にひびが入ったりしますので日陰がもっともよろしいです。

パンフルートをならべる前に乾いた布で発生したカビをふきとっておきます。

パンフルートは梅雨を乗り切れば主な湿気対策は終了です。

日常的には人間の吐き出す息の中には湿気をふくんでいますので練習後布でうた口を中心にふきとってケースの中に

しまうようにしてください。

パンフルート購入・修理・蜜蝋などの問い合わせは082-894-0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。

広島パンフルート愛好会へもどうぞ。 nakamura@an-pan.org.vcf

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅雨の後始末

2012-07-24 | 楽器の手入れ・育てる

                梅雨があけ湿度も70%台まで下がってきました。

    

            パンフルート工房付近風景                     竹製品の虫干し

 

パンフルートの大敵は湿度と衝撃です。もう1つ加えれば竹を食料とする虫もいます。

当パンフルート工房では工房内に乾湿計を設置し、つね日頃から楽器のおかれている状況をチェックしています。

当工房内では梅雨明け後も湿度の高い状態はつづき1週間たってようやく湿度も下がり始めました。

これから湿気をたくさん吸い込んだ竹製品の虫干しがはじまります。

パンフルート購入・修理・見学などの問い合せは082-894-0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。

広島パンフルート愛好会へもどうぞ。nakamura@an-pan.org.vcf 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

湿度90%楽器の避難場所

2012-07-14 | 楽器の手入れ・育てる

                梅雨時はパンフルートの楽器管理が大変です。

    

         パンフルート工房前畑のカボチャ           母屋2階に避難したパンフルートたち

 梅雨末期の豪雨で九州地方に被害が出ていますが日頃から自然災害には注意をして身をまもっていきましょう。

パンフルート工房の楽器たちも誕生後から外気を吸って生きています。

パンフルートの体内に水分が多く含まれるようになると楽器の天敵であるカビが発生します。

この時期必ずパンフルートの健康診断を実施してください。

湿気の多い場所に長期間伏せてあるようであれば100%うた口にカビが発生し楽器が悲鳴をあげていますよ。

油断をしているとニスを塗った側面からもカビの胞子が出て来ます。

ニスと言えども微細な穴がたくさんありもっと微細なカビがその穴を通って外に顔をだすのでしょう。

あなたの分身であるパンフルートを優しくいたわりより良い環境のところへ避難させてあげましょう。

当工房のパンフルートたちは大人数なので多少荒っぽくあつかわれますがこの時期は集団移動となります。

パンフルート購入・修理・見学などの問い合せは082-894-0854または xiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。

広島パンフルート愛好会へもどうぞ。 nakamura@an-pan.org.vcf

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

panflute管底部ミツロウ平らで澄んだ音

2012-02-21 | 楽器の手入れ・育てる

        古代から現代への送りもの世界最古の楽器パンフルートの製作販売・音の研究教室の

              「パンフルート工房」香原良彦(こうはらよしひこ)です。

    

        押さえ丸棒とメダケのパンフルート                     工房の愛犬クロ

パンフルートで澄んだクリアな音を出すには管内部が1点のくもりもなく滑らかな状態がであることが求められます。

4、管底のミツロウの段差をなくし平らにしておこう。

       ミツロウで調律を行なう際管底に注目し平らな状態で終えるようにしましょう。

       音程が低い時は手のひらで暖めて柔らかくしたミツロウのかけらを管底に落とし押さえ丸棒で押さえ

       つけ管底の元のミツロウにくっ付ける形で平らに伸ばして行きます。

       その時管の径と棒の隙間にミツロウが盛り上がり管底が2段形状になってしまいます。

       ミツロウを入れて押さえつけたあとは必ず径をおとした押さえ棒を斜めに入れて押さえ、ぐるっと一周

       してこの2段を平らにしておきましょう。

       音程が高くてミツロウを掻きとるばあいも同じで管内径にたいし小さい径の棒で掻きだしますので必ず

       2段になります。同じように平らにしておきましょう。

       管底のミツロウを平らに保つ事で澄んだ音がでる条件が整います。

パンフルート購入・修理の問い合せは082-894-0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。

広島パンフルート愛好会へもどうぞ。nakamura@an-pan.org.vcf

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする