ぶらぶら人生

心の呟き

採荼庵(さいとあん)跡と芭蕉像 (12月5日)

2007-12-19 | 旅日記
 前回のブログに記した芭蕉像を見たとき、同行の友達は、もう一つ芭蕉像がある、それこそ見るに値すると言うので、それを探した。
 生憎、深川江戸資料館でもらった地図には出ていないのだ。
 土地に詳しい人に尋ね、海辺橋の傍だと分かった。
 かなり歩き疲れていたが、日暮れの時間を気にしながら、採荼庵跡の芭蕉像を目指して歩いた。

 やっと目的地にたどり着いた。
 ここが採荼庵(芭蕉の門人杉山杉風の別墅<べっしょ>)跡だということになっている。標識にその名が記してある。その傍に旅装の芭蕉が腰を下ろしているのだ。
 芭蕉はいささか憂い顔に見えた。(写真)
 長途の旅への格別の思いを、彫刻家は刻んだのだろう。
 芭蕉は、深川の草庵を人に譲り、ここから『奥の細道』の旅に出発したことになっている。
 この像も平成3年(1991)に作られたものだというから、そう古いものではない。
 車の激しく行き交う道のほとりでは、やはり芭蕉を偲ぶにはふさわしくない感じだった。
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