ぶらぶら人生

心の呟き

二本の川

2019-01-29 | 身辺雑記
           今日の高津川(バスを待ちつつ)
        
            海鳥が群れて遊んでいる
 
 午後、妹と会って、一緒にコーヒーを飲んだ。洋菓子屋ヨシヤで…と思ったが、行ってみるとあいにくの休業日。
 結局、コメダ珈琲店へ行く。
 曙橋を渡る途中、足を止め、益田川の茶色に枯れた葦(?)を眺めた。
 河原が緑に覆われるころには、枯れ葦は水中に朽ちて沈むのだろうか? などと語らいつつ。

 今年も、気がつけば緑の葦に変わり、ヨシキリが鳴き始めるだろう。
 ただ今年も、その季節に会えるかどうかは分からない。

 自然は永劫だが、人間はそういうわけにはゆかない。
 帰宅後、『新唐詩選』を読む。
 <杜甫>の詩について、著者吉川幸次郎さんが、<万物はみな推移する><推移する万物のひとつとして、人間の生命も、刻々に推移し、老いに近づいて行く。悲哀の時はそこから生まれる。>という言葉を書いておられた。
 杜甫に限らず、人間みな同じ。

         大阪の妹から、夕方届いた淀川風景
        

 淀川は大河であるだけに、枯れ葦の量も多そうだ。

 
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