窓辺の風物は同じでも、光景は日々異なるのが面白い。幾度でも、窓辺に佇めるのは、その変容の妙が楽しめるからでもある。
特に、部屋から眺める曙の景。
廊下から眺める日没の景。
雲が空に遊ぶ姿も見飽きない。さらに月影も。
たまに虹にハッとしたり、石見と東京を結ぶ機影に、旅心をかき立てられたり、旅の思い出に浸ったり……。
そして、老いてなお、衰えない視力、聴力に感謝したり……。