ぶらぶら人生

心の呟き

万葉公園にて 6 (万葉定食)

2008-05-22 | 身辺雑記

 昨日は、<やすらぎの家>の広い座敷に坐って、お昼をいただいた。
 友達は「人麿定食」、私は「万葉定食」。
 メインがお蕎麦とうどんの違い。どちらにも、おむすび二個が添えられている。
 蕎麦やうどんの具は山菜で、あっさりとしたお味だった。
 むっちりとした感触のおむすびが美味しかった。
 
 五月の木々が窓いっぱいに広がっていた。緑は心を和ませる。
 開かれた窓から入るさわやかな風が、日差しの中を散策した後だけに、いっそう心地よかった。

 部屋の壁に掲げてある万葉にゆかりの植物を眺めた。
 その中に、「コウゾ」の写真があった。
 「ミツマタ」と「コウゾ」は同じか違うかが、お店の人を加えて話題となった。私は、「ミツマタ」の樹形と花は思い浮かぶが、「コウゾ」の方は知らない。その写真は、どう見ても、「ミツマタ」には似ていなかった。
 が、お店の人の話では、二つは同じものだろうとのことだった。土地によって呼び方が違うのではないかと……。
 疑問に思いながら、その場で、電子辞書を調べてみた。
 「コウゾ」はクワ科。「ミツマタ」はジンチョウゲ科。異なる植物であった。
 「ミツマタ」は確かに、小花がまとまって咲くところ、ジンチョウゲの花に似ている。
 「コウゾ」の方は、写真で見る限り、花の趣がかなり異なっている。桑の花に近いのだろう。
 どちらも樹皮が和紙の材料となる植物であることでは共通している。そこで、混同されやすいのかもしれない。 

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