ぶらぶら人生

心の呟き

万葉公園にて 7 (黒米と赤米)

2008-05-22 | 身辺雑記
 昨日、<やすらぎの家>を出るとき、おむすびが美味しかったと話したところ、お店の人は材料の割合を教えてくださった。
 白米、8合
 黒米、半カップ
 赤米、1カップ
 餅米、半カップ
 これが、今日いただいたおむすびの一升分の割合なのだそうだ。

 むっちりとした感じは、餅米が入っていたからなのだろう。
 お店の方が、黒米と赤米を取り出し、見せてくださった。(写真)
 赤米だけでは、見た目が美味しそうに炊けないのだそうだ。
 黒米を入れることで、食欲をそそる、色の綺麗なご飯になると。

 私はその場で、冷凍庫に入れたまま忘れている黒米のことを思い出した。
 昨年、インターネットで一度だけお米を注文したことがある。その時、生産者がお米に添えて送ってくれたものだった。暫くは、黒米を入れたご飯を炊いた。が、いつの頃からか入れ忘れ、その黒米は冷凍庫のどこかに入っているはずである。
 冷凍保存で、どれくらい品質を保てるものか知らない。無駄にしないで、早く黒米を食べきってしまおう。
 ……話を聞きながら、そんなことを思っていた。

 <やすらぎの家>の売店で、本を二冊求めた。
 「万葉花 植物編」
 「万葉花 動物・風月編」
 いずれも、岡田憲佳という人の写真に、知己の矢富厳夫氏が、万葉歌の歌意や注を添えられた本である。
 折々、美しい写真を眺め、万葉の歌に触れてゆくことにしよう。

 お店でもらったガイドマップで確かめると、昨日歩いた行程は、広大な敷地のごく一部に過ぎないことが分った。
 私の住むところからは、散歩のつもりでぶらりと出かけるにしては距離がありすぎる。が、万葉公園は、見所が多い。四季折々、公園を訪れたいと思っている。
 立派な藤棚のあることなど全く知らなかった。昨日は、花期の終わった、長い藤棚のそばを歩いた。その道々、蠢くものがいると思ったら、どうも山ウサギのようであった。植物だけでなく、生き物に触れる喜びもありそうだ。

 昨日は、遠足に訪れた園児の姿がかなり見られた。しかし、バス5台が止まっているにしては、人の姿がまばらであった。それだけ、公園の敷地面積が広いということなのだろう。

 真夏の暑さがやってこないうちに、また出かけてみたい。昨日は、公園の近くに在住の友達に案内を請うての散策だったが、およそのことが分かったので、今度は自然と対話しながら、ひとり気の向くままに歩いてみよう、と思っている。 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 万葉公園にて 6 (万葉定食) | トップ | 野草 1 (スイバ) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿