ぶらぶら人生

心の呟き

紅ほのか

2012-05-25 | 身辺雑記
 芍薬が、次々咲いている。
 今朝、開いた芍薬は、ほのかに紅色を帯びていた。
 蕾のときはピンク色をしていても、開花すれば紅は消え、生来白い花であったかのような顔をしている場合が多い。
 白の清楚さだけがとりえと眺めていた芍薬の中にあって、今日の花は、咲いてなお紅を留めているのだった。
 その妙なる姿は、乙女の趣である。(写真)

     

 高浜虚子の句を思い出した。

     白牡丹といふといへども紅ほのか

 わが庭に咲いているのは牡丹ではなく、芍薬なのだが…。    
コメント
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