ぶらぶら人生

心の呟き

旅のメモ 2

2011-12-04 | 旅日記
 師との永訣から、8年を閲した。
 今年は、大震災のこともあり、初夏の上京を見合わせた。
 そこで、今年初めてで、最後の墓参となった。

 12月4日は快晴に恵まれ、墓参日和であった。
 谷中の桜並木には、紅葉がかなり残り、初冬というより晩秋の気配であった。

    

 その後、東京国立博物館・平成館で開催中の『法然と親鸞 明宝展』と、国立西洋美術館で開催中の『ゴヤ展』を見る。
 途中、レストラン<すいれん>で昼食をとり、休憩して。

 
      

   

 前日は、朝から雨であった。その雨も、お昼過ぎには上がった。
 が、千葉市のホキ美術館に行く予定は、変更せざるを得なかった。
 早朝に、千葉を震源とする地震があり(ホテルのベッドにいて、かすかな横揺れを感じる程度であったが…)、外房線の特急が運休となってしまったのだ。
 そこで、前日入手した切符や特急券をキャンセルし、ホキ美術館行きも諦める破目となった。

 仕方なく、傘なしで動ける国立新美術館を訪れ、『日展』を見た。
 日本画・洋画・美術工芸・彫刻などの作品の多さ!
 見疲れ、佇み疲れて、二階のレストランで昼食休憩。
 以前、この美術館を訪れたときにも、同じレストランの座席から、天井を見上げた。
 空間の大きさや大窓の風景が、疲れた気分を癒してくれる。

          
 
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旅のメモ 1  

2011-12-04 | 旅日記
         

 上野公園の日暮れ時、駅に向かっているとき、白い月を見た。
 大都の空にも、月は冴え冴えと美しい。
 九日目の月であった。

 (追記 帰宅後、上記の月が完全に満ち、皆既月食の日を迎えた。
     山陰は、曇りや雨のために見られないとの予報が出ていたので、諦めていた。
     が、就寝前、未練がましく庭に出てみた。
     すると、夜空は晴れて、皆既月食の赤黒いお月様があった。
     僥倖であった!
     オリオン星座も、月の真下にあり、周囲にも、真砂の星が空に満ちていた。)


 上野公園で、月を見た目を少し転じたとき、はるかに東京スカイツリーの姿もあった。

            

       
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