一昨日、T医院へ定期健診を受けに行った。
看護婦さんは、私の顔を見るや、
「ああ、よかった! さっき、珍しい鉢物が届いたばかりなんですよ」
と、言われた。
そして、一鉢ごと、植物の名を教えてくださるのだった。
患者さんのひとりが、週ごとに届けられる鉢は、丹精込めて育てられたものばかりである。
(椿 炉開き)
「炉開き」と命名された小花の椿は、茶道の世界で炉が開かれる頃、他の椿に先駆けて咲く花らしい。
愛らしく美しい。
(合歓の花)
合歓は初夏の花とばかり思っていたが、この時期に咲くのもあるようだ。
野に咲く合歓に比べ、花びらが赤い。
(ツリバナ マユミ ベニヤッコ)
マユミの一種。
細い茎の先にぶら下がる実が、紅色をした奴に似ていることからつけられた名前であろう。
今はまだ、ほのかに紅色をのぞかせているだけだが、やがて鮮やかなに変身するのだろう。
(ネジバナ)
夏の頃、わが家の鉢にも、淡紅色のネジバナが1本咲いた。
貧相な花であった。
これは、堂々としている。
大型で花は白く、勢いよく螺旋状に咲き上っている。
(ロウヤガキ)
診察室に置かれた<ロウヤガキ>は、ドングリに似た形の実をつけていた。
小さなまま、一つは柿色となり、もう一つは色づき始めたばかりであった。
初めて耳にした柿の種類である。
すぐさま、<牢屋>を連想したが、漢字では、<老鴉>と書くらしい。謂れはよく分からない。
ツクバネガキ(衝羽根柿)ともいうようだ。こちらは、命名の由来が想像できそうである。
いずれの植物も、それぞれにふさわしい鉢に植えられ、花台にも心が配られている。
育てる人の愛情やこだわりが、そんなところにも表れているようだ。
看護婦さんは、私の顔を見るや、
「ああ、よかった! さっき、珍しい鉢物が届いたばかりなんですよ」
と、言われた。
そして、一鉢ごと、植物の名を教えてくださるのだった。
患者さんのひとりが、週ごとに届けられる鉢は、丹精込めて育てられたものばかりである。
(椿 炉開き)
「炉開き」と命名された小花の椿は、茶道の世界で炉が開かれる頃、他の椿に先駆けて咲く花らしい。
愛らしく美しい。
(合歓の花)
合歓は初夏の花とばかり思っていたが、この時期に咲くのもあるようだ。
野に咲く合歓に比べ、花びらが赤い。
(ツリバナ マユミ ベニヤッコ)
マユミの一種。
細い茎の先にぶら下がる実が、紅色をした奴に似ていることからつけられた名前であろう。
今はまだ、ほのかに紅色をのぞかせているだけだが、やがて鮮やかなに変身するのだろう。
(ネジバナ)
夏の頃、わが家の鉢にも、淡紅色のネジバナが1本咲いた。
貧相な花であった。
これは、堂々としている。
大型で花は白く、勢いよく螺旋状に咲き上っている。
(ロウヤガキ)
診察室に置かれた<ロウヤガキ>は、ドングリに似た形の実をつけていた。
小さなまま、一つは柿色となり、もう一つは色づき始めたばかりであった。
初めて耳にした柿の種類である。
すぐさま、<牢屋>を連想したが、漢字では、<老鴉>と書くらしい。謂れはよく分からない。
ツクバネガキ(衝羽根柿)ともいうようだ。こちらは、命名の由来が想像できそうである。
いずれの植物も、それぞれにふさわしい鉢に植えられ、花台にも心が配られている。
育てる人の愛情やこだわりが、そんなところにも表れているようだ。