ぶらぶら人生

心の呟き

ストロベリーキャンドル

2007-04-26 | 散歩道
 散歩途中の道端で見つけた花。
 変わった花だな、と思いながら、その前にしゃがみこむと、花後ろの土に、ラベルが差し込んであった。
 「ストロベリーキャンドル」
 と、書かれている。
 言い得て妙!

 帰宅後ネットで調べ、マメ科であること、ホワイトとレッドの花色のあること、「ベニバナツメクサ」という、別の呼び方のあることなどが分かった。
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イチハツ

2007-04-26 | 散歩道

 海の見える丘の一部分は、畑になっており、花の咲く木や草花も植えてある。
 最近では、海棠が咲き、シロヤマブキも咲いた。
 先日来、紫の花が一叢咲いている。(写真)
 アヤメ科の花であることは分かるが、菖蒲なのか、アイリスなのか、それとも杜若なのか区別がつかない。

 昨日、畑の所有者のSさんに会ったので、花の名を尋ねた。
 「イチハツです」
 「あっ、あれがイチハツですか」
 と反応はしたものの、依然として、その区別、見分け方は分からない。

 私が、<あっ>と思ったのは、すぐさま正岡子規の短歌を思い出したからだった。
 いちはつの花咲きいでて我目には今年ばかりの春ゆかんとす
 正岡子規(1867~1902)最晩年の歌である。

 ついでに、晩年の作から私の好きな歌を、思い出すままに記しておこう。
 病む我をなぐさめがほに開きたる牡丹の花を見れば悲しも
 世の中はつねなきものと我愛づる山吹の花ちりにけるかも
 別れゆく春のかたみと藤波の花の長ふさ絵にかけるかも
 夕顔の棚つくらんと思へども秋まちがてぬ我いのちかも
 いたつきの癒ゆる日知らにさ庭べに秋草花の種を蒔かしむ

 
私自身も、しばしば明日なき命を思うけれど、それは考えてみると、非常に観念的なものであり、正岡子規の歌に見られる切実感からは遠いものである。そんなことを思いながら、潮風に揺らぐイチハツの花を眺めた。
 

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