カタクリの花（写真）

　前記の記事に写真を添付できなかったので、追加します。花をご存じない方は参考になさってください。

追記　夕方のテレビで、隠岐の島のカタクリを紹介していた。それを見ると、私の写真よりも、色が淡く、ピンク色に近かった。カタクリにも、種類が沢山あるのだろうか。ユリ科の植物とのことだから、ユリ同様にカタクリにも、おそらく色々な種類があるのだろう。

カタクリの花

　ドライブに誘われて、今日はお花見。
　岩国の錦帯橋に行くことが主目的だが、途中寄り道をして「高原の花　カタクリの自生地」を訪ねることになった。
　毎年、この時期になると、テレビで紹介される素朴な花の風情にひかれながら、車を運転しない私は、なかなか出かけるチャンスをつかめずにいた。
　今回はドライブの目的地と方向が同じ。折角なら、このチャンスを生かしたい、そんな私の願いを友達は快く受け入れてくれた。
　早速、吉賀町の蔵木に向かった。
　蔵木というところは、原田泰司の絵の世界を思わせるような山村で、今は消えつつある、懐かしさと温もりの感じられる里だ。
　山の斜面一面に、カタクリの花は咲いていた。いかにも野の花らしい趣をもった紅紫色の花で、派手やかさはない。近寄らないと、地面の色と見分けさえつきにくい地味な花である。が、あるかなきかの風にそよぐ優しさがいい。
　遠回りして立ち寄ったことに満足した。この花をひと目みたいと思う人は多いらしく、観光バスや車で、すでに沢山の見学者が訪れていた。
　カタクリの花は、きっと日本人好みの花なのだろう。
　心満たされて、次のお花見地に向かった。