知らぬが仏

2012-11-17 10:36:22 | タナカ君的偏見
 パレスチニアのGAZA地域からイスラエルの首都あたりに向けてロケット弾攻撃が行われていると聞く。 Topの写真はまさにその発射シーンの映像(BBC Websiteより)。 それに対してイスラエル側は予備役軍人を招集して地上侵攻を想定した準備を進めていると報道されている。 あの地域の混乱の元を質せば第2次世界大戦後、戦勝国側を味方につけたユダヤ系の国家イスラエルをあの地に樹立されたことに始まって、今やグッチャグチャの手が付けられない状態になっている。 


  つい先日イスラエルはこの映像で報じられた様に、GAZA地域を支配するハマスの軍事部門幹部が乗った車を航空機から襲撃して暗殺しちまった。

 それに対するハマス側の「イスラエルは地獄の蓋を開けた・・・」そんな悲惨な世界の開始を告げるコメントを出し、 どんな経路で入手し備蓄して置いたか? 何発ものロケット弾でテルアビブなどイスラエル各地に向けてロケット弾攻撃を始めた。

 イスラエル国家の樹立を後押しした英国や米国だって、 当初からこんな混乱を望んだ訳じゃじゃ無かったろうに、 それとも混乱の中で使用される武器・弾薬の売上が自国の経済を潤すから、今でもこの混乱を善しとしているのか?


 かって昔「アンネの日記」を読み、ユダヤ人を強制収容した施設”アウシュビッツ収容所”の記録映像に「ユダヤ人って可哀想」そんな単純な感想をもった僕だが、憎しみの連鎖が積年に渡って積み重なっちゃってぶつかり合うあの地域紛争を見て、今はユダヤ人=可哀想の感情は無くなっている。 遠く離れた僕でさえそんな気持ちになるんだから、日常的にその軋轢下で生活している人々には”イスラエル憎し”の感情が充満しているんだろうな。  昨日はブログに「落ち込んだ理由」なんて記事を書いたけど、遠く離れた地のニュースにも「人間ってどうしょうも無いな」と思って気分が落ち込む原因の一つになったりもする。

 そして、ボケて全ての事に対して「知らぬが仏」状態になるのは本人にとって「意外と平穏で居心地が良いのかも」そんな事を考えてしまう今日この頃です。
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