ブルーベルだけど

君にはどうでもいいことばかりだね

〝ポチャン〟は突然に

2018-05-27 10:36:01 | 日記
まさかこうなるとは ・・・ ネットや TV で失敗談として見聞きしていたけど ・・・ 。

その瞬間は突然やって来る。 担当証券マンの携帯に留守電を残し返信を待つ間、短パンの右ポケットに入れてトイレへ。 このポケットが体勢によっては脱出シューター機能を発揮することを僕は知らなかった。。。

用を足し、立ち上がったところ、足元から〝ポチャン〟という音。 振り返ると携帯が水没。 信じ難い光景を見下ろし、慌てて拾い出しながら 「小で良かった」 などと思っていた (笑)

多彩な方面に番号登録している重要携帯。 家族無料通話でインターフォンとしても使っていた。 開けて見れば画面は消灯。 試しにボタンを長押しすると、画面が仄白く光って間もなく消えた ・・・ 。

バッテリーパックを外し、それぞれを不要タオルで拭いてからボタンを長押しするも生体反応なし。 床に置いて窓越しの陽射しに当てて乾燥しながら何度もトライしたけど消えたまま。 既にこの世のものではなくなっている。

仕方なく近隣のドコモショップに問い合わせ。 先ず一番評価の高いところにコールしたが、15分有料呼び出しを続けるも出ない。 続いて、評価そこそこのショップにかけると、何とか繋がった。

事態(トイレであることは内緒)を伝え、現在と同じ契約で引き継ぎたい旨を伝えると「FOMA は現在扱いがないので、同じ契約の引継ぎはできません」 そして 「もしも他の FOMA 機種をお持ちで、SIM カードのサイズが合えば大丈夫です」 と希望のお呪い。

docomo 携帯は歴代保管している。 寝室のクローゼット内に収めた引出しBOX にはない。 和室の押入れ最上段の棚にも最下段の段ボール中にもない。 あっそうそう、あそこだ。

玄関のシューズボックスと並んで造作された収納を開くと、下段に置いたバスケットの中に半田ゴテなんかと一緒に横たわる懐かしい姿を見つけた。

最初の機種はアールがかったシェイプだが、プラモデルの如くで安っぽい。 画面も極小で、移植できても使えない。

二番目の機種は、分厚いのとカメラレンズがメカニックな一つ目小僧であること、そして画面がやや小さいことを除けば、ターコイズブルーのボディは秀逸。 プリインストールサウンドもハイクオリティだった。

水没携帯のACアダプターをこいつの充電ガイドに接続し、ボディをはめ込んで充電開始。 すると見覚えのある赤ランプ点滅。  数分経過後、電源が入った!  が、「SIMカードを挿入してください」 との表示。

カバーを外し、バッテリーパックを取り出し、水没携帯の SIM を向きを合わせて挿入し、再びバッテリーパックをセット。 残念ながら蘇生しない。 いかんせん充電不足。

更に受電をするも画面は光らず。 おや、カバーがはまらない。 よく見れば、焼き餅の如く少々膨れている。 思い出したぞ!

こいつはあのバッテリー破裂問題の対象機種。 現役時代にもバッテリー持ちが悪くなったときショップで点検したら少々膨れていたそうで、無料で新品交換してもらった。 危ないので玄関タイルの上に放置。

ACアダプターのボディ直結で使えるだろうけど、固定電話になっちゃう。 結果は〝諦め〟。 サポートに相談メールするも、「不可能」 との判決が親切丁寧な文章で綴られていた。

ということで、当日から翌日にかけ登録先の番号、メアドの80%をスマホのに変更。 ネットで変更できないごく一部の銀行や市役所にも電話を入れ、変更方法を確認。 1週間で概ね完了。

以前からガラ携とスマホ、固定と、番号3つを持つことの無駄を感じていた。 「いつかは…」 などとも思っていた。 今や決心は不要。 いざそうなると呆気ない。 いやはや iphone があって良かった。 これも Sくんのお陰。 今や固定1台とスマホ1台の一般的生活へ。

「これで良かったのだ」 と念じ、故郷と繋がった糸が切れたような寂しさを覚えると同時に、H″から始まった歴代の携帯の購入ストーリーを懐かしく思い出しながら晩酌。 特に H″やターコイズブルーは、所得上昇に伴って早春のような新生活を夢見ていた頃。



フォトは故郷の別棟。 あの日、ここの2階でモノラルプレーヤー、真空管アンプに有線用のスピーカーを繋ぎ、吉田拓郎のシングル盤〝旅の宿〟や由紀さおりの〝手紙〟を聴いた。 時折出現する大きな蜘蛛にビクビクしながら。

来週には僕のビジネス人生は全て終了。






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