ブルーベルだけど

君にはどうでもいいことばかりだね

現地視察という名の旅行

2012-08-04 12:00:52 | 日記

しばらく走ると、左側に入口が見えた。 TO さんが 「 ここは入ったことがないんですよ 」 と言う車一台が何とか通れる狭い道を上っていくと、古民家のような門が現れる。

入場料を払って中に入ると、そこは現地の歴史をゆかりの品々とともに綴った資料館のような場所だった。 左手には舞台と50名は座れる客席があり、定時に催しが始まるとのこと。

中には真偽のほどが疑われる独自の展開を見せた記録もあったけど、とにかく寒い ! 筒型の石油ストーブに当たりながら、霊現象が体験できそうな2階のトイレに行ったり、備え付けの太鼓を眺めたりしながら待っていると、マイクアナウンスを合図にイベントはスタートした。

観客は僕らを含めて10名ほどでガラガラ。 これでもいつもより多いのか、はたまた僕ら3人が勝手に盛り上がっているせいか、3人のダンサー(?)のうち2人の表情は緊張気味だ。 特に年配の男性は重症で、顔を強張らせながら咳払いを連発している。

やはり沖縄を彷彿とさせる景色。 かつてこの地に集まった人々の想いを反映し、全国各地の踊りが順番に飛び出し、胸に沁みるものがある。

終盤には観客を舞台上に招き一緒に踊るという一体感を醸し出す企画があり、僕と KO さんは現地出身の TO さんに 「本物の踊りを見せてやれ!」 と、背中を押して促した。

ステージ上の TO さんの踊りは見事! 実はほとんど忘れてしまっているようで、プロの動きを見ながらの演技だけど、背筋が伸び、手足に抑揚がありで、決まっている。

ショーが終わり、「まだまだゆっくりしていって下さい」  と言う従業員の誘いを丁重に断り、次の場所へと向かった。 (次回に続く)

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