ブルーベルだけど

君にはどうでもいいことばかりだね

現地視察という名の旅行

2012-07-01 01:12:39 | 日記

程なく Y さんから電話が入った。 ホテルではなく、港近くの公園で待ち合わせるとのこと。 僕らはチェックアウトを済ませ、車に乗り込んだ。

約束の場所に着くと、一角に小さな車が停まっている。 海が美しい、が、風が冷たい。 まずは現地へ向かった後、ちょっと早めの昼食をとった。 選んだメニューは “ 天ぷらそば ”。

小さなガラスの容器には「お好みで」と、これまた小さな粒が少量盛られて(と言うより、壁面に付着して)いる。 実は昨日もこの店に来て、“ 明日葉そば ” を食べたが、この小さな粒の辛さは尋常じゃなく、現地出身の TO さんですら一粒で悶絶したほど。 Y さんに勧めたが、見透かされたのか、騙されることはなかった。

ところで、“ 田舎の定食屋 ” といった風情のこの店の奥には、少々ミスマッチ感のあるオーディオラックがあり、最上段にはかつての愛機 “ SB-7000 ” が、まるで大きな招き猫のように並べられていた。 以前は、それなりのこだわり、コンセプトで運営されていたのかも 知れない。

食事を終えると、図面を広げて打ち合わせ開始。 不動産業者と話の進め方をシミュレート。 こちらとしては、少しでも賃料を下げたい。 そうこうしているうちに約束の時間が近づき、再び現地へ向かう。

物件の中に入り、オーナーと名刺交換を済ませ、1階、2階、と内見が進む。 時折オーナーの横に立ち、さりげなく希望を伝えながら ・・・ 。 物腰は柔かいが、警戒心もあり、今後の生活設計への決意もあり、少々の頑固さもあり、といった印象。 もちろん、最初から了承されることはないが、まずはジャブである。

物件としては申し分なし。 1時間ほどで内見を済ませると、 「このまま帰る」 と言い張る付き合いの悪い Y さんと不動産業者を空港まで見送った。 ここから再び現地観光がスタート。

そう言えば、この地のあちこちで見かける石垣は独特だ。 「ただ石を積んだだけなんですよ」と言う TO さんの説明が信じられない程のしっかりした造り。 思わず最上段を強く押すと不意にグラつき、ちょっとドキドキしてしまった。

帰りの便まで時間はたっぷりある。 (次回に続く)

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