ブルーベルだけど

君にはどうでもいいことばかりだね

「忙しい」 はチャンスを失う

2019-09-06 11:36:46 | 日記
さてさて、先日新たに利用を始めた床屋で2回目の利用を済ませた後、自宅でごろごろしていると、以前コンサルを依頼された企業の社長から 「男性社員に対する身嗜み研修の講師を紹介してほしい」 との連絡を受けた。

訊けば、ある業務のコンサルを引き受けるにあたり社内を見せていただいた際、「髪型が異様な男性社員が散見され、会社見学をした学生が志望を辞退しかねない」 と社長に感想を伝えたことが発端。

予想通りで、いよいよ改善に踏み切ったとか。  対象は50名程で、半数ずつ2日に分けて実施したいとのこと。  研修会場は近いし、報酬単価は僕のコンサル料と同じでも OK だそうで、「好評なら毎春の新人研修でも」 とか。


その瞬間イメージしたのは数時間前に利用した床屋のマスター Nさん。  45歳で比較的若いし新人育成経験もあり、サッカー好きで話上手。  「百円値上げをしたいけど勇気がない」 とか言っていたな。  ということで、さっそく電話!

Nさんが爽やかな声で受電。  「お願いしたいことがあるんだけど、今いい?」 と尋ねると 「今、お客さんがいて時間がないので、1時間位後なら」 とのこと。


残念ながら1時間は長い。  都合がつかないリスクも考え、やむなく以前お付き合いがあったメーカーへ依頼したところ、一発快諾。  まー、無料で講義をしてくれるだろうけど、自社製品の PR に終始しちゃうかな?

その後、Nさんと約束した時刻きっかりに電話を入れ、「今は大丈夫?」 と訊くと 「今もお客さんがいて時間がない」 と言うので、依頼しようとした件が解決したことだけを伝えて切電。


Nさんの店は年間営業日数280日前後、1人で切り盛りしているから営業時間9時~19時30分より最大施術人数9名/日として単純計算すると、百円の値上げで最大25.2万円/年の増収が見込める。

一方、今回の依頼で会社のマニュアルに沿ったデモンストレーションを含め、企画通り3時間講義を2回行うと24万円 + 交通費。  年間25.2万円でも増やしたい Nさんなら、6時間で24万円は決して悪い話ではないと思うけど ・・・ 。




僕がメーカーの研究職で新卒入社した頃は内定式が2回あり、1回目は僕を含めた少人数で開催された。

その内定式では社長から、「君たちの使命は “ノウハウを構築し、体系付けるとともに、後継者を育成し、道を譲ること” 」 そして 「『忙しい』は仕事が出来ないひとが口にするマイナス言葉で、チャンスをも逃してしまう」 との訓話があった。

まだ学生だった僕のその後の人生の指標となる、そんな訓話をつい思い出してしまった 。。。








コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 月一の記帳 | トップ | ステッパーを買いました »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事