ブルーベルだけど

君にはどうでもいいことばかりだね

ギターシールドケーブルテスト BELDEN8412

2020-02-01 00:15:22 | 日記
テストに使用した機材は MOGAMI2524 のテスト時と同一ですが、改めて。

ギター : SEYMOUR DUNCAN SSL4 Quarter-Pound 搭載 Fender Mexico ストラト

アンプ : Marshall JMD501

比較対象ケーブル : CANARE GS-6(7m)
※ BELDEN8412 も 7m を使用

接続方法 : ディレイ → グライコ(ディレイに内蔵)→ アンプ直結 ・・・ ギター側のボリュームでクリーン ~ オーバードライブをコントロール


因みに、BELDEN8412 の一般評価は 「音が太い」「低音が強調される」「抜けが良い」「パワフル」 「輪郭がはっきりしている」等々。


今回のテスト結果は以下の通り。
前回同様、全て 「CANARE GS-6に比べて」 です。

高音 : ボリュームアップ。 クリーンでは金属音(輝き)が増して音が太くなり、潤いがあって余韻が綺麗。  但し聴感上、ハイエンドはほぼ同量で、それ以下が満遍なくアップした印象。  弦が新しくなったような明るい音。
オーバードライブでは以前使用していた Marshall Major にも似た 「チリチリ」 という響きが追加され、弾いていて気持ちがいい。

中音 : ボリュームは殆ど変化なし。  クリーンでは滑らかで潤いがあり、よく音が広がる。  高音 及び 低音 との繋がりが良くなった分、明るさと太さが増す。
オーバードライブでは音がエネルギッシュな塊になって飛び出し迫力満点。  コードワークは 高音 ~ 中音 ~ 低音 が渾然一体でパワフル。 

低音 : ボリュームアップ(高音ほどではない)。  クリーンは中音と同傾向で、アンプのリバーブを上げたようによく広がる。  強く弾くと 「ゴン!」 というアタック音が心地よい。
オーバードライブではミュート気味にしたベース音の明瞭さが増す。  太さが増す一方、輪郭がはっきりしているため膨らまないし、こもらない。 

全般 : ケーブル自体が太く、被覆にはゴムが使用されている。  シールド効果に優れ、ギター側がフルボリュームでも弦に触れていれば殆どノイズなし。  金属音(輝き)が増し、音が篭らず屈託なく前へ張り出すが、耳障りにはならない。
音が太くて立ち上がりが鋭敏なため、クリーン、オーバードライブとも、いわゆる 「誤魔化し」 が利かない分、ピッキングニュアンスによる抑揚が豊かになる。  但し、固さや刺々しさは全くなく、むしろ丸みを感じる。
「固くて取り回しに不便」 といった声を多く見掛けるが、質感がしなやかで不便さは感じない。  CANARE GS-6、MOGAMI2524 より高価ではあるものの、コストパフォーマンスは高い。

価格 : CANARE GS-6 現行価格 2,300円程(5m)、BELDEN8412 現行価格 4,200円程(5m) ・・・ キャッシュレス還元含まず。
※ 一昨日の評価との整合性を考慮し 5m で比較


ということで、今後は BELDEN8412 を 「愛用」 します。

今回のテストを通じ、オーディオのスピーカーケーブル、電源ケーブル、RCA ケーブル等々 と同様、ギターシールドケーブル変更による音質変化の大きさに驚かされるとともに、その重要性を再認識しました。




BELDEN8412 ・・・ 「迷ったらこれ」 というユーザーレビューに偽りなし!
素晴らしいシールドケーブルです。








コメント
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