ブルーベルだけど

君にはどうでもいいことばかりだね

過去と現在、未来が時空を超えて繋がった瞬間に弱いので

2020-02-27 02:56:19 | 日記
以前も書いたけど、僕は 「過去と現在、未来が時空を超えて繋がった瞬間」 に弱い。
具体的には、その瞬間に突然涙が止まらなくなったり、激しくドキドキしたりする。

記憶では、この特異体質が発現したのは小学生低学年のとき。
その日は母と叔母に連れられて街の劇場へ。

クーラーの効き過ぎで腹痛を訴えた僕に母が手持ちの風呂敷を巻いてくれた。


当時の有名女優が主演したその舞台は、「大スターとして名声を欲しいままにした女性が、別れた男性と場末の酒場で偶然再会する」 というストーリー。

最後のシーンは 「質素な身なりの女性が、かつて歌っていたヒット曲を口ずさみながら、彼女だと気付かない男性のテーブルへとゆっくり歩み寄っていく」 というもの。

この場面で僕は泣いてしまい、母も叔母も驚いたそうな。


同様の展開は〝アリの足(ブラックジャック)〟や〝永遠の0(原作本)〟、〝Back to the Future〟、〝僕の彼女はサイボーグ〟、〝 まぼろしの汽車(ゲゲゲの鬼太郎)〟、TV ドラマでは〝2020年の挑戦(ウルトラQ)〟や〝同期のサクラ〟、〝テセウスの船〟にも。


身近な出来事では、小さい頃に引っ越してしまった友達 Mくんとよく遊んだ 「森のような庭にあった2本の大樹」 が、いい年になって帰省した際、何気なく足を向けた駐車場の隣にそのまま残されていたことも。

不釣り合いにそびえる2本の大樹 ・・・ そう、その広い駐車場はかつて 「森のような庭」 だったのです。  夢だとさえ思っていた大樹を目前に、駐車場の隅でボロボロ涙を流すおっさん(笑)

バイパス建設で取り壊されたはずの 「大学時代に過ごしたアパート」 がギリギリ残存している姿を、偶然目の当たりにした夕暮れも酷かった(こちらは花粉症の季節で助かった)


そして、2月24日の BS NHK では〝シンドラーのリスト〟と〝世界の中心で、愛をさけぶ〟が放送されました。


〝シンドラーのリスト〟は荷車に揺られる汚れて硬くなった赤いコートの・・・、そして最後の墓のシーン。  忘れてはいけない、二度とあってはならない狂気の事実。

あろうことか〝世界の中心で、愛をさけぶ〟は全編 「過去と現在、未来が時空を超えて繋がった瞬間」 で綴られている。  だから、この映画は一人で観るしかないのである。


何という難儀な体質なんだろう 。。。




もしも貴方が僕と同じ体質なら、もしも〝世界の中心で、愛をさけぶ〟のストーリーを知っているなら、このフォトに心を揺さぶられるはずだ。








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする