ブルーベルだけど

君にはどうでもいいことばかりだね

不思議な冬の日

2014-12-06 14:16:30 | 日記
それは帰路での出来事。 コートの前を開けて会社最寄駅から電車に乗り込んだ僕は、つり革につかまった乗客の背中合わせでできた通路の端にいた。 至近のドアは、9 つ目にある自宅最寄駅のエスカレーター至近に停車する。

程なく 2 駅目に到着。 降車のため数人がドアへと向かう。 邪魔にならないよう身体を後退させたところ、持続的な違和感を覚えた。

上着の前がゴムのようなものでゆったりと引っ張られている ・・・ その時間は長く感じた。 やがてその違和感は消失。 僕が通路の奥に進んだところで、隣の青年が身をかがめて、何かを拾った。 その手にはボタンが。

ふと上着を見ると、下のボタンがなくなっていた。 僕は青年に声をかけ、ボタンを受け取り、礼を言った。 そのボタンと小さなボタンで生地を挟み込むように縫い付けるタイプだけど、小さな方のボタンは見つからなかった。

帰宅して観察したところ、上着もコートも、とめていた上のボタンにも異常なし。 唯一、下のボタンが縫い付けてあった箇所にポッカリとくぼみがあり、青年が拾ってくれたボタンの住処であることを主張していた。

恐らく、ヘッドフォンのコードが引っかかり、一点に集中して力がかかったんだろう。 でも、これだけピンポイントに作用するには、相当な偶然が働いたのではないかと思う ( 笑 )



フォトは某企業の内定懇親会 乾杯風景。 内定者は学生生活最後の冬を、どんな気持ちで過ごしているんだろうか ?




コメント
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