ブルーベルだけど

君にはどうでもいいことばかりだね

懐かしいオーディオ

2014-08-10 11:09:37 | 日記
高校時代、遅刻ギリギリの最終電車に乗り込むと、学校最寄り駅と “ 類似名称の途中駅 ” で降り、校門目指して走り歩きした。 偶然見つけたこのフォトは、かつてその “ 類似名称の途中駅 ” 近くのオーディオショップへ何度も通っていた頃の記憶を呼び覚ます。

地元のオーディオショップと言えば 〇新電機、オーディオの〇本、そしてフォトの店だ。

まずは〇新電機。 テクニクスの店で、自分で言うのも何だがギターが恐ろしく上手かった ( 歌は恐ろしく下手だった ) 中学時代の僕は、この店の二代目との親交から何度かコンサートに出演させられてしまった。

そしてオーディオの〇本。 以前 “ Dick Hyman の Your Song ” というタイトルで書いた通り、 CRYSLER や JBL を聴くことができた素晴らしい店だった。

最後にフォトの店だが、ここの店主はちょっと変わっていて、「 こいつは丈夫だから 」 と、金属コーンに何度もデコピンをくらわせていたっけ。 何でも自社製品で、ウッドベースで揺れるこのスピーカーからはサイズを超えた重低音と細やかでフワリとした中高音が空間に広がっていた。

時代はオーディオブーム。 スーパーでもオーディオコーナーを設け、P-610B くらいのスピーカーユニットは当然のように扱っていた。

あのダイエーが壁面一杯にスピーカーシステムを並べ、セレクターで比較試聴させていたなんて、夢のような本当の話。 大学進学で上京し、購入した Audio Accessory 誌にフォトのスピーカーに関する記事が掲載されたときは、何やら誇らしげに感じたことを覚えている。

かつて見た景色 ・・・ ネットが幻じゃなかったことを教えてくれる。


さて、風雨も弱まってきたようだ。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする